朝は殺すべき

 11時に寝て6時過ぎに起きる僕の生活リズムは健康的な方だと思うが、それでも朝は倦怠感が凄まじい。眠気の取れない中、朝食を食べるときにいつも発狂しそうになる。弱った胃に小麦を無理やり押し込む。ここでしっかり食べないと授業に影響するので、30分ほど悶絶の時を過ごすことになる。
 食べた後はそのまま学校に向かうと思いきや、実は出発前の10分にSNSを見ている。twitterの支離破滅なロジックで人を叩く愚かな人間どもを見て、朝から憂鬱な気分になる。でも心のどこかで僕も意味不明な偏見を持っているかもしれないので、結局僕も同類なのだから悲しい。愚民どもと同類だから、僕はtwitterが好きなのかもしれない。
 スマホをしまって自転車を漕ぎ出す。運動は眠気覚ましにもなるので良いのだが、頭が回っていないので事故りそうで怖い。最新の注意を払ってゆっくり走ってゆく。
 駅に着けば、次は満員電車の雑踏に飛び込んでいく。僕は人ごみが苦手なので、ここでも発狂を堪える。しかも、電車の中では大抵手持ち無沙汰になるので、過去の余計な黒歴史を思い出して発狂そうになる。頼むからもう開放して。
 こっからまた歩いて、授業を受けて、帰っていく。これらを眠い状態でやっていると本当に限界が来てしまう。朝は殺そう。

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