2 死んだはずの娘の声がする
娘が死んでしまった日から、お参りのお客様の相手や娘の学校とのやりとり以外は、娘の遺影の前で座り込んで泣いては日々を過ごしていた私。下の娘たちが学校に行っている間は、声をあげて泣けていたので、子供が帰ってくる頃には、一日中泳いだ日のようにぐったりと疲れていました。
体力も精神力も今思えば限界だったかもしれない、二週間ほどしたある日のこと。その日も私は遺影の前で、「寂しいよー」「なんでだよー」「ごめんねー」。自分を責める気持ち、寂しい気持ち、遺書も残さず突然死んだことに対する疑