3つ芽ぁのものがたり

 
【ひぁぱられぃ根ぁコなぃように】

 
『 キミはHapPyになりたぃラぁ 』
満月の朝1番の虹色に晴れた天気の日和に散歩に
出かけるとドコからともなく声が聴こえてきました
 
はじめは空耳かと想いスルーを決め込みましたが
『 キミはHapPy になりたぃラぁ 』
ハッキリと聴こえたので瞳の真を見上げてみると
小さな小さなサイズの魔ぁコがいたのです
 
“ HapPyは・・ぃいんです ”
あたしは即答で答えていました
 
『 僕ならキミをHapPy にしてあげれラぁ 』
魔ぁコはにんまりと笑いながらも
あたしのユビのてっぺんに居座りはじめました
 
“ ちょぁと ”
無性に嫌な気持ちとなり振り落とそうとすると
 
『 別に歩いてもらぁっても構わなラぁ
おいらが 疲れるコトじぁないラぁ』
魔ぁコは平然と悠ちょにゆぃ放ってきたのです
 
 “ なに ソレぁ? ”
なんだか カッぁチンぁときてしまい
ムッぁとした表情を浮かべるも
 
『 まぁお互い自分のペースでゆこうラぁ 』
魔ぁコの態度は相も変わらずゆぃ放ちました
 
『 キミをHapPy にするのは簡単なんラぁ 』
魔ぁコはあっけらかんと悠ちょにゆぃ放ちます
 
“ 結構です ”
あたしは正直 関わりたくありませんでした
 
『 おいらを 崇拝すれば良ぃんラぁ 』
魔ぁコはためらぃもなくゆぃ放ちます
 
“ はぁ?? ”
なんであたしが魔ぁコを崇拝しなくては
ならないのか全くもって納得できません
 
『 おいらを 尊敬すれば良ぃんラぁ 』
魔ぁコは またもや悠ちょにゆぃ放ちました
 
“ はぁ!! ”
あたしが魔ぁコを尊敬するなんて
まっぴら御免状態で憤りすら感じたのです
 
『 おいらのコトをスキになれば良ぃんラぁ 』
魔ぁコは 愛らしきウィンクで瞳を輝かせています
 
『 HapPy だと嫌ぁなコトがなくなるんラぁ 』
『 HapPy になると 愉しぃコトだけになるんラぁ 』
魔ぁコは新品のプライスカードに¥のない円の
数字らしきモジをぐちゃぐちゃに描いてゆくのですが
 
“ えぇ? ”
コレでお金をとるのだろか?と嫌悪感を抱いていると
 
『 あぁ お金はぃらなぃんラぁ 』
『 おいらはお金では お腹が一杯にはならなぃラぁ 』
魔ぁコは企みながらも悠ちょにゆぃ放ちます
 
『 キミが おいらに感謝さえしてくれれば
おいらのお腹は満たされゆくんラぁ 』
魔ぁコはお腹を膨らせながらもゆぃ放ちました
 
“ ?? はぁ?? ”
あたしは感謝をする場面に遭えてもないのに
ドコを感謝すれば良いのか見当もつきません
 
『 大丈夫ラぁ 』
『 おいらのお腹が満たされるなら
キミの感情はいらなぃラぁ 』
魔ぁコは当然だとはっきりと悠ちょにゆぃ放ちます
 
 
『 必要なのは感謝のエネルギーラぁ 』
魔ぁコは たぁぷりを求めたいのだとゆぃ放ちました
 
“ あたしは 無理 ”
自分の心に忠実でありたいので 断りましたが
 
『 感謝をするだけでHapPy になれるラぁ 』
魔ぁコは もぉたぃないと悠ちょにゆぃ放つのです
 
“ さっきからHapPy HapPy HapPyぁて 何?? ”
あたしは強き口調で聴いてみるも
 
『 HapPy ラぁ 』
魔ぁコは 悠ちょな感じで具体的にはゆぃ放ちません
 
“ だから 何ぁ?? ”
あたしも譲らずに問い続けてゆくと
 
『 僕に感謝をするだけでHapPy になれるんラぁ 』
『 嫌ぁなコトはなくなって愉しいだけになるんラぁ 』
魔ぁコは平然と繰り返し悠ちょにゆぃ放ちます
 
“ 嫌ぁなコトがなくなるってどーゅコトなの? ”
あたしはお手軽に嫌なコトがなくなるのが果たして
良いのか愚問ならぬ疑問だけが芽ばえてしまいました
 
 『 嘆ぃたりしなくっても そんなコトは
氣にならなくて困らなくもなれるんラぁ 』
魔ぁコはすぐさま芽を摘みながらゆぃ放ちます
 
『  愉しぃだけで 十分だぁてコトラぁ 』
魔ぁコは悠ちょにうなずきながらゆぃ放ちます
 
“  愉しぃだけなんてなぃと想うケド  ”
あたしは愉しいだけなんて無いと想ったのです
 
『  キミは頑固ラぁ 』
魔ぁコは あきれんぼぉの声でゆぃ放ちました
 
『 おいらをスキになる人間は ただただHapPy に
なりたぃと何の疑問もモタズニ感謝ぁラぁ  』
魔ぁコは 咳ばらいをしながら悠ちょにゆぃ放ちます
 
『  人間は HapPyになれると謳ぇば
ぽぃぽぃぁッと憑ぃてくるラぁ 』
『  おいらはなぁーも悪くなぃラぁ  』
魔ぁコは漠然と悠ちょうに ゆぃ放ち続けるのです
 
『  HapPy は カタチじぁラぁ
HapPy は カタチじぁダメラぁ 』
魔ぁコはピンク色のよだれを垂らしてゆぃ放ちます
 
 “  カタチ・・ ?  ”
あたしはそのよだれを拭いながらつぶやいています
 
『  HapPy なんて ほんとは なぃラぁ  』
『  HapPy なんて ほんとはしらなぃラぁ 』
魔ぁコは 純真に手放しながら悠ちょにゆぃ放ちます
 
『  おいらは人間の真似をしてぃルだけで
HapPy の意味をほんとは知らなぃラぁ
これぁぽぉちぃも観たコトも
これぁぽぉちぃも感じたコトもなぃラぁ  』
 
『  おいらは 人間がなにを想ぁて
HapPy とゆぅのかワカラナィんラぁ』
魔ぁコは ユビを斜めにして ゆぃ放ちます
 
あたしは なんと 答えれば良いのだろうと
頭が真っ白となり言葉が浮かんできません
 
『  HapPy になれたら どーラぁ?  』
『  HapPy ぁてなぁーラぁ?  』
魔ぁコは 純粋に問いかけをゆぃ放ちました
 
“  HapPyとは・・  ”
今度は答える立場となりましたが
あたしは答えるコトが出来ませんでした
 
『  キミも人間なのに ゆぇなぃなんてぁ
ちゃんちラぁ 笑って可笑しぃんラぁ  』
魔ぁコは悪魔の瞳となり悠ちょにゆぃ放ちました
 
“  HapPyとは 自分がシアワセだと想えて
瞬★間 瞬★間に感じ観るコトができる幸せを
HapPy ぁてゆうのかなぁと想ってぃルねぁ  ”
自分の観じてきた真摯な想いを伝えてみました
 
『  人間は求めてるんラぁ  』
魔ぁコは 瞳を普通に戻しながらゆぃ放ちました
 
“  漠然ぁとしながらHapPy になれるょう
HapPy をカタチとして求めてたカモしれなぃ ”
満たされぬ想いを抱えながらHapPy を求めて
満たされぬ想いで HapPyを願ってきたのです
 
『  自由じぁなぃラぁ 』
魔ぁコは あっけらかんとゆぃ放ちました
 
『  ほんとの自由であればHapPy なんて
人間は求めてるコトはしなぃラぁ  』
魔ぁコは カンパツいれず悠ちょにゆぃ放ちます
 
『 自由とゆう不自由さに慣れてぃルんラぁ
だからHapPy を愛し求めてヤマナイんラぁ 』
魔ぁコはキャッカン的な視点でもってゆぃ放ちます
 
『 おいらは自由だからHapPyを求める
必要性を感じたコトなんてもっぱらなぃラぁ 』
魔ぁコは続けて本音を悠ちょにゆぃ放ちます
 
『 人間がHapPy になる為には
お金がたくさんぃルんラぁ 』
魔ぁコはユビ折り数を数えながらゆぃ放ちました
 
“ お金ぁ ”
あたしもユビを折り数を数えはじめました
 
『 おいらもお金が必要なコトくらぃ知ってルラぁ
ただ必要以上のお金が必要になるまで
HapPyを求めてしまうと魔秘ぁしてしまうラぁ 』
 
『 チカラの熟練したモノにHapPyを教えてもらぁた
氣になってしまぃ気分が高揚をするだけラぁ 』
魔ぁコは色んな場面で行われている風景を虫めがねで
眺めながら怪訝そうな面持ちでゆぃ放ってゆきます
 
“ どーしたら良いの? ”
最後は自分で気づくコトが大事なコトも知っています
 
『 揺るがすチカラを持ってぃルからとゆぁて
それがホンモノなのかはワカラナィラぁ』
魔ぁコはそれは全く別の問題だと強くゆぃ放ちました
 
 “ ホンモ・・ノ ”
あたしはホンモノとニセモノの区別が解らないのです
 
『  簡単だょ 自分の芯の瞳ぁで
相手の真の瞳ぁを感じ観じとれば良いんラぁ 』
 
『 ちゃんと自分のチカラを信じていれば
本能できちんと見極めるコトが出来るんラぁ』
魔ぁコは熟練の術でも熟練の極みでもなく ただ
純真な瞳で見極めると迷うコトがないとゆぃ放ちます
 
『 大事なのはマワリの素晴らしき意見ではなくで
自分の直観が本当はどう感じているかなんラぁ』
 
『 大切なのはマワリの素晴らしき出来事ではなくて
自分が直観で本当にどう感じたかが大事なんラぁ 』
 
『 自分で見極めるコトがホンモノのチカララぁぉ 』
魔ぁコは幾多の数ある多くの出来事に共通してるのは
見極めるチカラを信じるコトなのだとゆぃ放ちました
 
『 人間がチカラを超えたチカラで操ろうとするから
逆ぁに人間らしさを自分らしさを見失うんラぁぉ 』
魔ぁコは残念が極まりないと悠ちょうにゆぃ放ちます
 
 “ 人間らしさ?  自分らしさ? ”
あたしはあまりの言葉にきょとんとしてしまいました
 
『 おいらはHapPyなんて言葉なんて知らないけれど
人間らしさ自分らしさで生きるコトが本当の意味での
HapPy なんだろうと想ぁてルんだろラぁぉ 』
魔ぁコは真摯に納得しながら悠ちょにゆぃ放ちます
 
“ HapPy とは誰かにならしてもらうモノではなくて
もちろん ならさせて頂くとの丁寧語でもないもんねぁ”
わたしも真摯にその言葉に納得が出来ました
 
それは人間だけではなくて全ての生きモノ達に共通する
瞬★間でシアワセなHapPy に繋がってゆくコトなのだと
 
『 いょぃよ 動きだすんラぁぉ 』
魔ぁコは嬉しい笑みで笑いを愉しみゆぃ放ちました
 
“ ねぁ 魔ぁコはコレカラも護ぁてぃてくれるの? ”
わたしも同じウレシい笑みを愉しみながら問いかけるも
魔ぁコはできない約束はしないと約束をしてくれました
 
オレンヂ色の月が遠くの空を眺めながら観護っています
“ ありやと様ぁ ”
あたしはなんだか嬉しくなって月と魔ぁコに
I LOVE YOUなウインクでもって投げキッスをしちゃいました
もちろん 受けとっては・・くれませんでしたけどね

 
 

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