ドクター・フーコラボ 1

忙しすぎて全然公開出来ていませんので挨拶から。

はじめまして!
ストリクスヘイヴンから参入した新参者のNEOTKGと申します。
MTGにドハマりしてはや2年…細々と主にTwitterで活動しております。
さて、今日はタイトル通り先日発売されたドクター・フーコラボについて!とあるツイートを見かけて、自分でもまとめてみたいなぁというのが発端です。新規カードがかなりの数ありますので、把握しきれていない方が大半だと思いますので参考になればと思います!


1.ドクター・フーとは?

まず初めにドクター・フーについて簡単に解説します。興味のない方は飛ばしてください。
ドクター・フーはイギリスBBCにより1963年から放送している世界最長のテレビSFドラマシリーズの名称です。
概要としては、『ドクター』と呼ばれる異星人が地球人やその惑星の『コンパニオン(相棒)』と共に様々な時空を旅して地球を含めた様々な惑星への侵略や犯罪、パラドックスを解決していくお話になります。
この『ドクター』は特定の人物を指すのではなく、この行動を行っている人をシンボル的に表す名称であり、ドクターの本名が明かされることはありません。
ドクターは惑星ギャリフレイのタイムロードという種族で、心臓が2つあったり、外傷で瀕死になっても12回までなら再生したり、ターディスという(盗んだ)乗り物で時間、空間をほぼ自由に移動したりとかなりの力を持っていますが、体格や力はほとんど人間と変わらない為、コンパニオンや他のドクターと協力して大きな力に立ち向かうのも熱いドラマになっています。(ウィキペディアより:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%BC

2.カード化されたドクター

さて、それでは本題に入ります。
今回のコラボでは、メインキャラクターのドクターやコンパニオンはほとんどカード化されています。
それらを簡単に見ていきましょう!

また、ドクターのコンパニオンと共に統率者指定ができるのは、ここで紹介するクリーチャー・タイプが「タイムロード・ドクター」のみなので注意!

初代ドクター


初代ドクター


ターディス

物語上ドクターと切っても切り離せないターディスをサーチしてくる能力と続唱呪文を唱えるとカウンターを乗せる能力を持つドクター。
特筆すべきはやはりターディスとの相性の良さで、2つ目の誘発効果でカウンターを乗せられるのがクリーチャーでないアーティファクトでも良いのが特徴。
使用するなら是非ターディスと共にどうぞ!

2代目ドクター

2代目ドクター

2代目ドクターは2つの常在型能力を持ち、どちらも手札関連になります。
1つ目は手札制限の撤廃ですが、なんとすべてのプレイヤーに適用されてしまうので要注意!
2つ目は全員にドローするか、自分を攻撃しないかを選択させる効果になります。
自分は必ずドロー出来ますし、運命を解す者や地獄界の夢を置いておけばダメージor自分を攻撃しないかの選択を迫ることができます!

3代目ドクター

3代目ドクター

3代目ドクターは攻撃寄りの性能!
トランプルと自己強化の常在型能力、そして登場時のトークン生成能力を持ちます。
自己強化能力が一風変わっており、「クリーチャーでない」トークンの数参照の為、宝物、食物、手掛かり、血などのトークンや、エルドレインの森で出た役割トークンなどでも強化されます。
登場時にもトークンを生成できるので、アカデミーの整備士や倍増の季節などの数を増やすカードとは好相性です。

4代目ドクター

4代目ドクター

4代目は未来予知系統の能力。
ライブラリートップを常に確認することができ、制限付きながらもそこから土地やカードのプレイができる。さらにこれでカードを唱えていた場合には食物・トークンを生成します。
確認能力から激突や他のライブラリートップ参照カードと相性が良く、特に唱える為には制限があるので教示者や占術との相性が良好。
また、トークン生成能力も3代目ドクターとはかなりの好相性になります。

5代目ドクター

5代目ドクター

5代目は平和主義でゆっくりとした強化とアンタップ能力。
今のターンより前に出ていたクリーチャーが攻撃していなければ強化し、アンタップするということ。
マナクリーチャーを始めとしたシステムクリーチャーはもちろん、召集呪文に使用したクリーチャーも起き上がるので実は平和主義とは程遠いのかもしれません?

6代目ドクター

6代目ドクター

6代目はターンに1度かつ歴史的な呪文という制限のついたコピー能力。
ですが、なんとコピーする際に非伝説化するというありがたい性能をもちます!
真実の解体者、コジレックが8ドローになったり、アシーを増やして毎ターン3土地、6ドローしたり…軽いものでも太陽の指輪が1マナで4マナ出しちゃったりします(笑)悪いことしか思いつきませんね!
やや重いのがネック。

7代目ドクター

7代目ドクター

7代目ドクターは謎かけを強いてきます。
攻撃されたプレイヤーは、選んだカードのマナ総量を予想しなくてはなりません。
普通に使うだけでも嫌な効果ですが、本領はアーティファクトのサクリ台とのコンボでしょう!
クラーク族の鉄工所やエイトグ、電結の荒廃者がいれば減らすことは容易ですし、鉄工所+ペンタバスなどで数を増やすのもそれなりにできますので、アーティファクト主体のデッキで活躍しそうです。

8代目ドクター

8代目ドクター

8代目は墓地を利用する事に長けています。
登場で3枚分墓地を肥やし、ターンに1回かつ歴史的なパーマネントという制約はありながらも、墓地からの利用を許可します。
特徴は何と言っても土地も再利用出来ること。
暗黒の深部でもう一度遊んだり、落ちてしまったアーティファクト・土地を出したりできますが、やはり何と言っても魂力土地が再利用出来るのは嬉しいですね!

9代目ドクター

9代目ドクター

変なカード好きなら把握してる人も多そうな9代目ドクター。
なんとアンタップ・ステップとアップキープ・ステップをテキストで指定してくる初のカード!
性能的にも今までのドクターに比べ、速攻持ちの3/2/4と十分なスタッツを持っています。
そして能力は端的に言えば逆説のもやと同じようにアップキープを増やす能力!
有効活用するならば、待機呪文を増やしたり、歩く書物や同セットのウィルフレッド・モッド、リフレイン系呪文を採用すると面白い。

10代目ドクター

10代目ドクター

※誤植があります!-タイムトラベルを3回行う。の注釈分で〜これを2回繰り返す。とありますが、正しくはタイムトラベル1回に対して1度行うので、3回繰り返す。です!

と致命的な誤植をされてしまった10代目のドクターは、攻撃誘発でのカードの待機と、新ギミックのタイムトラベルを行う起動効果を持ちます。
待機付与は土地以外のカードでガチャガチャして待機3にするので悪くはないですが、途中でめくれた土地が戻ってこないのは注意が必要です。
起動効果のタイムトラベルは非常に強力で、重くはありますが、待機呪文を一気に解放出来る派手さがあります。(新弾の千年暦との相性も…)
総じて重さ以外は強く、9代目と非常にシナジーの高いドクターです。

11代目ドクター

11代目ドクター

11代目は攻撃を通すとなんと手札のカードを待機させられる!
しかも軽い起動効果でアンブロッカブルを付与でき、自身も対象に取れる完成された効果を持ちます!
待機は正直に待つと長いですが、9代目のようにアップキープを増やしたり、10代目のようにタイムトラベルを行うことで短縮が効くため相性が良く、待機呪文は後述のドクターが持つパラドックスという効果とも相性が良い為、ドクターの架け橋と言っても過言ではないでしょう!

12代目ドクター

12代目ドクター

12代目は非常に癖が強い!
誘発条件が各ターン内1つ目かつ、手札以外から唱えている場合のみ実演を付与するというもの。
そもそも実演自体が相手にアドバンテージを与えかねないかつ、条件も前述の通り厳しい。
なら犠牲など別の方法でコピーしても良いが、得られるのはカウンター1つ…と総じてきびしく(5/4/4だしね…)、個人的に最も使い勝手の悪いドクター。

13代目ドクター

13代目ドクター

カード化された中ではシリーズ最新のドクター。
少し触れたパラドックス効果と終了ステップのアンタップ効果を持っています。
パラドックス効果はかなり発動条件がゆるく、コンパニオンを唱えることでも誘発しますし、マッドネス、続唱、反復、脱出、待機などかなりの範囲で誘発させることができます。
そのたびにカウンターをばら撒き、アンタップ効果で疑似警戒を与えるので、こちらもかなり完成されたカードです。
このカードもかなりのドクターと相性が良く、初代とは続唱、4代目とはライブラリートップを唱えること、8代目は墓地から、10,11代目は待機、後述の逃亡ドクターとはフラッシュバックと実に半数近くのドクターとシナジーがあるのは驚異的です!

ウォードクター

ウォードクター

とあるドクターの戦いのための姿。
能力も倒すことに向いていて、カウンターを貯めて、自身の攻撃と共にダメージとして与える火力型。
攻撃を通す必要はなく、カウンターが乗る条件は自分でなくても良いため案外誘発するが、1つ以上が条件なのには注意。
ダメージ効果にも追放がついてくる為、完成度も高い。
同じセットであれば続唱や待機は追放を挟む為相性が良いですね。

逃亡ドクター

逃亡ドクター

最後はなにかから逃げていた(いる)ドクター。
調査を行い、調査を元に呪文にフラッシュバックを与える効果です。
こちらも攻撃するだけで誘発するので使うのがたやすく、入念な調査との相性は最高に良い!
フラッシュバックコストは高めですが、強力なインスタントやソーサリーなら逆に安く唱えることも可能でしょう。

3.最後に

以上でドクターの紹介は終わりになります。
今回紹介したのは、あくまでもドクターのコンパニオンでドクターとして指定することが出来る、いわゆる『ゲーム上のドクター』のみになります。
サブタイプ・ドクターや他のタイムロードについては需要があればまとめようと思います。

本当は各ドクターの簡単な設定も書ければ効果の再現性なんかもわかって楽しいんですが、そこまでの知識と時間がありませんでした…

では、次回の『ドクターのコンパニオン編』お待ち下さいね!

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