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無添加の梅干し

すっぱ!!
となる梅干ししかうちには置いていない。
塩分が20%を超える“白干し梅”が理想的だけれど、日常的に食べるには、私にはちょっと塩分が過ぎるので、常備しているのは15%の梅干し。これでもたいがい「すっぱ!」い。
塩分8%の梅干しだともう添加物だらけ。
梅干しを仕込む際の最低塩分が10%〜とされているので、添加物をできるだけ避けたい人は、せめて10%はある梅干しを選んで欲しい。

梅干しの塩分が、どのように調整されているか。
梅干しは本来全てが、白干し。超しょっぱい梅干しが元祖。これを、漬け液の中に浸して塩分を抜く。
塩分を抜くと梅は腐敗するので、保存料などの添加物や甘味料を加えて、食べ易い梅干しが完成する。
要冷蔵ならまだ良心的で、常温保存が可能な低塩梅干しなんて、どれだけ添加物が入っているやら恐ろしい。

“減塩”に“塩分控えめ”に、とかく悪者扱いされる『塩』だけど医師から減塩を指示されている人は別として、本物の塩にはミネラルが含まれるのでむしろちゃんと摂った方が良いと言える。
摂らない方が良いのは、化合物である塩化ナトリウムで、スナック菓子やカップ麺、惣菜や冷凍食品などの加工品、調味料にもこの化合物が使用される。
ミネラルを全く含まず、高血圧やら腎臓病やらのリスクを上げるので、そりゃあ“控えめ”が良い。

“塩分控えめ”は腐敗が早くなるリスクを伴うので、控えた分を補うように添加物が沢山必要になる。
身体に良いようで、そうでもないという事実。
そもそも日本人は、魚を食べて繁栄して来た民族なので、他の国より塩分に対する耐性があるという学説もある。

梅干しや漬物は悪くない。塩を悪者にした風潮が悪い。
『昔ながらの』と謳っていても、添加物だらけの梅干しや漬物も多く流通しているので、消費者が賢く選ぶしかないのが現状。
でも、日本はまだ本物が買える。取り寄せてでも、本物をちゃんと選びたい。

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