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茶道(玉川遠州流)伝書に記載がない細かいとこ~点前中の柄杓の作法~
⭐春夏秋冬に合う柄杓の扱い方
⭐春夏秋
【お湯の作法】~風炉釜の場合~
⭐茶碗にお湯を入れる時
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#玉川遠州流 #しゃかせん
・茶筅通しや抹茶を点てる時は、柄杓を上から握り、すぐにお湯をすくう。
⭐釜に柄杓を戻す時
![](https://assets.st-note.com/img/1706246065436-GVK13qqfpL.jpg?width=1200)
#玉川遠州流
・茶筅通しの時の柄杓の戻し方は、親指だけ柄杓の上、人差し指以降は柄杓の下にして柄杓を置きます
⭐抹茶にお湯を入れた後
![](https://assets.st-note.com/img/1706171004988-g2fFe41kZx.jpg)
#玉川遠州流
・抹茶を点てる為に茶碗にお湯を入れた場合、柄杓を釜に戻す時、"結び👌"のポーズ(柄杓の上側で親指と人差し指をくっつけて、丸を作ります。中指以降は、柄杓の下に置きます。)の後に、柄杓から右手を外します。
【水の作法】~風炉釜の場合
⭐釜のお湯が沸騰しすぎた時
・水を入れて対処することを"水柄杓"といいます。
・水柄杓の時、柄杓の扱いが少し変わります。
![](https://assets.st-note.com/img/1706589638665-IZwKBa8k61.jpg?width=1200)
#玉川遠州流
・柄杓を下から右手①で握ります。
・縦に半月を描くように、柄杓の"合"を自分の方へ放ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1706145910258-eBgEpuNcy6.jpg?width=1200)
・放った"合"を左手②で、節の部分を受け取ります。
・①の右手で柄杓の柄の上を端までなぞりながら、水を汲むべき手の形に変え、端から節まで戻り、柄杓をしっかり握ります。赤い③
⭐水を柄杓1杯、足した後
・水を入れっぱなしで終わる時(お湯が適温になるまで時間が掛かっても問題ない場合=主客に抹茶をお出しした後に行います。)のことを"切り柄杓"と言います。
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#玉川遠州流
・水差しから水を釜に入れたら、釜のお湯を[湯がいしないで]、柄杓を釜に置きます。
・釜に置く際に、持ち手部分を上図のように右手人差し指メインで持ち、赤い矢印↑↓を参照し、気持ち上に上げてから、下に下げて置きます。
⭐主客から茶碗が戻ってきた時
・茶碗をすすぐ為に、釜に水を足した後の作法を"三本指"で置きます。
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#玉川遠州流
・柄杓の置き方は、節から端まで、手のひらを見せるように、人差し指、中指、薬指の3本で柄杓の柄の下をなぞりながら、端で手のひらを裏返して、手の甲が見えるように置きます。
⭐冬
~炉釜の場合~
⭐水差しから水を釜へ足したい時
![](https://assets.st-note.com/img/1706590680113-WNizNSD6ZI.jpg?width=1200)
・柄杓を下から右手①で握ります。
・縦に半月を描くように、柄杓の"合"を自分の方へ放ちます。
![](https://assets.st-note.com/img/1706590698932-tovog8reXM.jpg?width=1200)
#玉川遠州流
・放った"合"を左手②で、節の部分を受け取ります。
・①の右手で、柄杓の柄の上を端までなぞりながら、水を汲むべき手の形に変え、端から節まで戻り、柄杓をしっかり握ります。③
⭐水を入れた後、柄杓を釜に戻す時
![](https://assets.st-note.com/img/1706590104126-9pSy1LCkKW.jpg?width=1200)
#玉川遠州流
・炉釜に水を入れたら、湯がいて、柄杓を節の少し下を持ちながら伏せて置き、柄杓の節から端まで上図の赤い矢印のように、右手でなぞりながら下りてきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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