茶道(玉川遠州流)伝書【中】に記載がない細かいとこ～炉長板二段～

2024年8月31日 09:35

・長板の右半分に【水差し】
・長板の左半分の奥に【柄杓立て】と【柄杓】、手前に【建水】、建水の中に【蓋置き】を置きます。

《要点》
＝一段、二段の違い＝
正座して落ち着いてからの点前の手順
・茶碗から点前する
(一段、四段、五段、六段、七段)
・柄杓から点前する(二段、三段)

・【薄茶一服差し上げます】と発して、一礼をします。

・"右手"になつめ、[左手]に茶碗を持ち、L字の入り口であれば、左足(青)、I字の入り口であれば、右足(赤)から一歩進みます。

・襖を閉める為に振り返り、正座して、"右手"に持ったなつめと[左手]に持った茶碗を静かに目の前に置きます。
・襖を閉めたら、再び、茶碗となつめを持ち、【長板側】に向かい、長板の真ん中辺りの畳の上に置きます。(下図参照)

・長板の上にある建水を【両手】で引き寄せ、長板から建水が離れたら、[左手]で持ち、自分の左側に左膝から出ないように置きます。
・[左手]で建水の中の蓋置きを取り、"右手"に持ち替えて、右膝頭に仮置きします。

・柄杓立てを"右手"で取り、手前まで持ってきます。 #柄杓立て_柄杓を参照してください。
・[左手]で柄杓を丸く持ち、"右手"で柄杓立てを奥の方へ半分戻します。
・"右手"で蓋置きを持ったら、右膝に体重をかけて、【炉縁側】へ体を動かします。

・炉縁の右角の青い丸に、蓋置きを置いて、その上に柄杓の"合"をコンッと音を立てて置きます。

・建水を[左手]で時計でいうと6時の方向から3時の方向へ動かします。

・[左手]で茶碗を持ち、"右手"に持ち替えて、炉縁の左角と自分を結んだ真ん中あたりに置きます。

・服紗を畳んで、"右手"に持ちます。

・[左手]でなつめを取り、【炉縁側】で清めます。 #薄茶_清めるを参照してください。
・【長板側】に体を動かし、長板の前の真ん中辺りの茶碗のあった位置に置きます。

・服紗を畳み直して、[左手]に持ちます。
・"右手"で茶杓の端を持ち、時計回りに180度回転させて、服紗に挟みます。 #茶杓清め方を参照してください。
・[左手]に服紗を持ったまま、左膝の上で待機し、【長板側】に体をひねり、なつめの上に茶杓を置きます。

・[左手]に服紗を持ち、左膝の上で待機したまま、"右手"で茶筅を親指を上にして取り、結び目を手前にして、なつめの右隣に置きます。

・【長板側】に体を動かし、長板と向き合います。

・[左手]で持った服紗を"右手"に持ち替えて、上図の赤い三角の辺りを二の字に清めます。(下図の黒い矢印参照)

・服紗を[左手]に持ち替えて、左膝の上で待機しながら、【炉縁側】へ戻ります。
・茶碗を"右手"で少し手前に置き直します。
茶碗から茶巾を"右手"で取って、【長板側】に体を動かして、赤い三角のところに置きます。

・[左手]から"右手"に服紗を移動させます。

・"右手"に持った服紗で釜の蓋を開け、蓋置きに乗せます。(詳しい開け方は #炉長板一段 ⭐釜の蓋を開けるに書いてありますので参照してください。)

・柄杓を"一文字"で捌き、釜からお湯を汲みます。

・茶碗に柄杓でお湯を注ぎ、茶筅とおしをします。 #茶筅とおしを参照してください。
・四畳半流れ_玉川遠州流を参照してください。【⭐茶筅とおし～水差しの蓋を閉める】まで、点前が同じです。

・ #炉長板一段_玉川遠州流
⭐柄杓と蓋置きを長板の上に戻すから点前が同じなので参照してください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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