薬草デビュー 46 ネズミモチ、トウネズミモチの続き③
ネズミモチのコーヒーも有名です。戦時中コーヒー豆の代わりにネズミモチを代用にして飲まれたとのことです。
「畑の学校沖縄」さんではコーヒーとして飲んでいるとのことで👀〰️💕ネズミモチコーヒーは憧れです。
薬樹として佐藤潤平「家庭で使える薬になる植物3集」に記載がありました。
ネズミモチ
-----強壮剤、精神を養い、目を明らかにする。指の痛みに-----
薬効
わが国ではネズミモチの果実を、中国産のトウネズミモチの果実と同様「女貞子」と呼んでいる。 この果皮には、マンニット、ウルソール酸、オレアノール酸などが含まれている。 また葉にもマンニット、ウルソール酸がある。 中国産女貞子にも同じ成分が見出だされている。
🌺①秋、実の熟した頃に採って乾燥し、それを1日5~8gを煎じて飲むと強壮剤になり、体を補い、精神を養い、目を明らかにし、髪を黒くするといわれている。
🌺②葉を火であぶって柔らかくし、腫れ物にはるとよく、指の痛むのにはその患部を煎じ汁に浸し、また葉を前に述べたようにして貼ると効がある。
🌺③ネズミモチの枝にもイボタロウ(虫白蝋)が寄生するが、これを前述の実と同じようにして使うと同様な効がある。
🌺④この実をよく炒って、コーヒーの代用にして飲むのもよい。そうすると前述の薬効が出やすくなるという。
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ウイキよりネズミモチ効能
黒紫色に熟して日干し乾燥した果実は和女貞子(わにょていし)もしくは、女貞子(じょていし)と称する生薬で、滋養強壮目的などに漢方薬で使われる。
生薬名に「和」とつくのは、中国種トウネズミモチの果実を同様に生薬にした女貞子と区別するためである。
薬用に使われる果実には、配糖体のシリンギンや、タンニン、ステアリン酸、リノール酸、パルミチック酸、オレアノール酸、ウルソール酸、蝋質、ブドウ糖、マニトールなどを含んでいる。
脂肪中のリノール酸は、血管内のコレステロールの沈着を抑制する作用があり、動脈硬化の予防に役立つと考えられている。
オレアノール酸やウルソール酸などは、滋養強壮に役立つとされている。
🌿🌹民間療法では、疲労回復、虚弱体質などの強壮保健、風邪のときの解熱剤として、陰干しにした果実1日量3 - 10グラムを水400 - 600 ccで半量になるまでとろ火で煮詰めた煎じ汁(水性エキス)を、食間3回に分けて服用する用法が知られている。
🌿🌹いわゆる老化防止の薬草で、若白髪、視力減退、目がかすむようなときにもよいともいわれている。
冷え症で胃腸が冷えやすい人に対して、服用は禁忌とされる。
🌿🌹その一方で、35度の焼酎1リットルに対して和女貞子100グラムの割合で浸して、3か月冷暗所で寝かせて女貞子酒をつくり、毎晩就寝前に盃1杯ほど飲むと、冷え症や低血圧の保健に役立つとされる。
🌿🌹また、乾燥した葉を茶葉のように使うか煎じて飲む方法もあるが、渋みが強い。
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「雑草を宝物に」グループの方のコメントより
🌺💚ネズミモチの実は摘みたてでフレッシュハーブティーもできます。
私はいつも300ml位に30粒くらい、15分中弱火で煮詰めてマッシャーでつぶし、カスを取り除いて飲んでいます。
棗と一緒に煎じても甘苦くておいしいですよ。
胃腸に優しいので、胃が弱いけどコーヒーが飲みたい方の代替品としてお勧めすることが多いです。
そろそろ私も今年のネズミモチを収穫しに行く予定
たくさんありすぎて干場に困るような時は、丸薬にしています。
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