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薬草・薬樹デビュー 48 クロガネモチ 樹皮 根皮 生薬名 救必応(キュウヒツオウ)清熱解毒 味苦 性涼

 石神井に住んでいた頃、近所に塀のない家があり、花壇の庭木が塀の役割をしています。

ビワの大木、クロガネモチの大木、ネズミモチの木がうっそうと繁っていました。

薬草・薬樹をまだ知らなかった頃、ビワの木にたわわに実が成って地面に落ちているのが勿体ないと思ってました。

空き家のようで誰も住んでないような。

去年の1月に撮った写真です。

赤い実がたわわ
落ちていた実

クロガネモチの木がたわわに実をつけています。
ネズミモチの木にもたわわに実が成っていました。

1年後

中村臣市郎先生のクロガネモチ記事を読んで、その家を思い出して写真を撮りに行きました。
剪定されて実が1個もありませんでした。

10mくらいの高さ

🌳🔴🌳🔴🌳🔴🌳🔴
激しい内容の中村臣市郎先生の記事より

極限の・医食同源

断食、14日

食をたってすでに2週間が過ぎた。信じられない話だが今日の食物はケントという喫茶店の玄関にあったクロガネモチの真紅の実であった。
まるでルビーのように美しい。これが今日の餌である。

2週間の栄養の欠乏に全身60兆個の細胞は恐ろしいほど飢えて代替になる栄養物を必死で探し回っているだろう。それだけに意識がナイフの先端のように鋭くなる。

クロガネモチには淀んだ血液をサラサラにする働きがあり血液の酸化を防ぎ血管を拡張させ血圧を~下げる作用がある。
病原菌や動物、異物に反応し捕食して排除する自然免疫、マクロファージが必死で血管壁に付着した廃棄物、コレステロール、血小板の残骸、窒素化合物などの不純物をあらいざらい食べていると考えられる。

断食を一定期間やれば血管の動脈硬化は驚くほど改善されるのはこのためである。クロガネモチの血液浄化作用の働きで血管と血液はさらにきれいになる。

適度の餓鬼により内蔵の機能は栄養物の枯渇とエネルギーを作らねばならず目覚めて必死になる。
その結果内蔵は活性化し機能が改元される。

断食と薬草の生命力の併用と融合、それが相乗効果をもたらす。これは医食同源の革命でもあった。クロガネモチのかわりに不老長寿薬の松の葉を使えばさらに効果は倍増するだろう。

写真は中村臣市郎先生記事からお借りしました
これを食べる❗️🌳🔴⤴️⤴️

漢薬の臨床応用より

薬理作用
①鎮座・鎮痛
②抗菌 救必応注射液は、緑膿菌・ブドウ球菌を顕著に抑制する。
③止血
臨床応用
①上腹部痛に用いる。胃・十二指腸潰瘍・神経性胃炎・慢性胃炎などに他の生薬を配合して胃痛散を使用

ウイキより
クロガネモチ(黒金餅、黒鉄黐、学名:Ilex rotunda)とは、モチノキ科モチノキ属の常緑中高木。別名、フクラシバ、フクラモチともよばれる。

科: モチノキ科 Aquifoliaceae 

属 : モチノキ属 Ilex 

種 : クロガネモチ I. rotunda 

学名 Ilex rotunda Thunb.
和名 クロガネモチ 英名 Round Leaf Holly 

特徴 

和名クロガネモチは、モチノキの仲間で、若い枝や葉柄が黒ずんでいることから名づけられた。 
常緑広葉樹。
中高木に分類されるものの、自然状態での成長は普通10メートル 程度にとどまり、あまり高くならない。生長の速さは遅い。
株は1本立ちで、ふっくらした樹形になる。樹皮は緑がかった灰白色や灰褐色で、ほぼ滑らかで、多数の小さい皮目がある。
若い茎には陵があり、紫っぽく色づくことが多い。
一年枝は褐色を帯びる。
春4月に新芽を吹き、葉が交替する。 

葉は互生し、深緑色のなめらかな革質で表面は光沢があり、裏面は淡緑色。
葉身は長さ5 - 8センチメートル (cm) の楕円形 - 広楕円形で、先端は尖りやや波打つことが多く、葉縁は全縁。 

花期は5 - 6月で雌雄異株。
当年枝の葉腋から花序をつくって、淡紫色や白色の小さな4 - 6弁花を咲かせる。 

写真はウイキよりお借りしました

果実は核果で、直径5 - 6ミリメートル (mm) ほどの球形をしており、秋に多くの実が集まってつく。
雌雄異株のため雌株だけ果実がつき、11 - 2月に真っ赤に熟して春まで枝に残る。
果実はモチノキに似るが、より小さい。

 冬芽は葉のつけ根につき、側芽、頂芽とも小さい。 

分布と生育環境 

 日本の本州(茨城県・福井県以西)・四国・九州・琉球列島に産し[3]、日本国外では台湾・中国・インドシナまで分布する。
暖地から亜熱帯のやや気温の高い地域の山野に生え、日なたから半日陰地を好み、やや日陰地にも耐える。 

低地の森林に多く、しばしば海岸林にも顔を出す。 

利用 

 しばしば庭木として用いられ、比較的都市環境にも耐えることから、公園樹、あるいは街路樹として植えられる。
樹勢が強いことから、生け垣にも仕立てやすい。
「クロガネモチ」が「金持ち」に通じるから縁起木として庭木として好まれる地域もある。西日本では野鳥が種を運び、庭等に野生えすることがある。 

日本では関東から沖縄までの地域が植栽可能で、植栽適期は4 - 5月中旬、6月中旬 - 7月、9月中旬 - 下旬とされる。
土壌は壌土にし、根は深く張る。
剪定は6月 - 9月、施肥は1 - 2月に行う。 材木は農機具の柄としても用いられる。

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赤い実と名前がリッチなので好んで庭木に用いられる。中国名は鉄冬青で常緑のモチノキ科のことを冬青科と呼び、日本には17種あるがいずれもIlex(イレクス)属で赤い実を付ける。見かけは異なるがセイヨウヒイラギやソヨゴも同属で、モチノキと同様、樹皮から鳥黐(とりもち)がとれ、成分はトリテルペン系の粘液質である。中国では樹皮を救必応と称し清熱解毒などの生薬にする。

: 黒鉄もち 原産: 中国 台湾 インドシナ半島 用途: 常緑の高木で、庭木や街路樹に植えられます。中国では樹皮や根皮を止血・鎮痛・風邪・扁桃腺炎などに用います。樹皮は染料になり、とりもちも作ります。 
weblioより

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空き家だと思ってた3階建の建物ですが、うっそうと繁っていたビワの木、クロガネモチの木、ネズミモチの木がきれいに剪定されていて、地面に落ちた実の跡もなく、少しガッカリでした。 塀のない3階建は花壇の庭木が塀代わり。ここの住人さんは薬樹を植えていたんだなあと 感慨にふけっていました。 他にヤツデ、オモト、薔薇、下草にヘデラ、裏側にはマンリョウが植えてありました。 薬樹というより、昔ながらの家屋敷にはそのような薬樹を植える文化があったのかなあと思っています。 

ビワの大木
クロガネモチの大木
ネズミモチの木は剪定されて小さい
ヤツデ
裏側にマンリョウ
鳥の実で成ったのか
裏側ネズミモチも鳥の実で成ったのか

最近の家はシンボルツリーとしての見た目重視の木が植えられているのは残念な気がします。時代かなあ😞💨

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