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ハーブ王子のお話

🌸桜始開(さくらはじめてひらく)二十四節気「春分」次侯

ハーブ王子こと山下智道さんのYouTubeでの対談がとても面白くて為になったので、おおよそのお話をシェアしたいと思います。

ハーブ王子という呼び名があまり好きではなくて、著作物や活躍ぶりにもピンと来ない。
若すぎる、イケメンということもあり、拒否反応があったのかもしれません。
YouTubeの対談を聞いて彼は本物だ!とやっと分かった遅れ「ハーブ王子」ファンです。
「魔女も権力者も【野草】で操った」
山下智道(ハーブ王子)×川嶋政輝 
をYouTubeで検索すると約40分の動画を見ることができます。
何気なく使っているハーブの語源を調べました。
ハーブ (herb) 風味用植物。香草。また、薬草。✨💡😯香草・薬草(効能)のことなんですね。

YouTubeではハーブの起源、歴史。権力者によるハーブでの支配。宗教がハーブをどのように扱ったか。西洋・東洋問わず。魔女狩りとは何だったのか。日本のハーブ。最後に野草・ハーブの素晴らしさを興味有無の二極化を超えて多くの人に広く知らせたい。と。

お話を聞いて原点に立ち戻った気がしています。

💡❤💚素晴らしすぎる💡❤💚

以下YouTubeより

🌱はハーブ王子のお話

タイトル 日本のタブーと野草の洗脳
山下智道は野草研究家、テレビチャンピオン「野草王・山菜王」。及び教育・公共での監修など幅広く活躍。

🌱スパイス高いから地産地消の植物をリサーチしてふるさと納税の物品とかに使っていく監修しています。
🌱最近は講演会もそうですけど、図鑑を書いています。
🌱ヨモギハンドブックはヨモギの44種類。最近ヨモギ蒸しが流行っている。誰でも知ってるヨモギ。ヨモギをより詳しく書いた。

ヨモギの裏が表紙なんですね
香りの薬草
写真はeBookJapanさんよりお借りしました。


🌱野草探し。あんな楽しいことはないですよ。どこでも出来るし、駐車場でも、渋谷の駐車場で4時間野草探ししてました😆🌿🍀😊

Q 野草・ハーブの裏にはドロドロとした歴史の話がある。宗教とも関わりを持っている非常に面白い話。人類が野草とかハーブを発見し、使い始めた起源や時代は?

🌱エジプトとか古代エジプトがわかりやすい。
🌱最初医学が発達していないので香りが強いものがエネルギーと捉えていたので香りが強い植物を徹底的に使って、それがファラオの象徴ということで、ファラオに使われたり、頭や体に塗ったり体から香りを発してました。
🌱樹脂形というのが香りが凝縮している。樹脂というのはクヌギとか(クワガタが食べにくる)それが精油成分が多くて、固まると樹脂になる。これが化石で琥珀。
🌱樹脂形が砂漠には多い。それを集めて焚いたり、内服したり、エネルギーを内に取り入れる。
🌱ミイラを見にエジプトへ。王家の谷とかブラブラ。香りがいい。紀元前の古代の香りが残っている。
🌱ミイラの表面に油を塗りたくる。ミルラという植物の油を使うからミイラという。
🌱ミルラというのは防腐、死臭を押さえてくれたり、お肌のシワを伸ばすために使う。
🌱ファラオクラスになるとミルラを使って、庶民は使えない。高級品。今でも高い。権威の象徴

Q 民衆をコントロールするために植物をつかったことがあるか?

🌱あります。ピラミッド建設のときに奴隷で働かせる。あらゆる植物の中で疲労回復の作用があるのがニンニク(アリシン)タマネギ。原産地ですから。徹底的に食べさせる。疲れをとって又すぐに働かせる。一時期ニンニクが途切れたらしい。それで暴動が起きて戦争が起きたこともある。ニンニク戦争。それくらい重要な植物。
🌱栄養ドリンクのようなんですニンニクは。すぐに毛細血管を拡張させて疲れをとってくれるますから。
🌱逆に仏教でいうと、ムラムラするような、集中力を妨げるようなものは食べさせない。五葷(ごくん)といってノビル、アサツキ、ネギ、ニラ、行者ニンニクなど。

種から増えたノビル

Q 植物の人の精神に与える作用が研究されていき宗教と結びついていく?

🌱究極香りになっていきます。そのムードになる全部。仏壇いくと線香焚くとそのムードですよね。食欲もそうですよね。カレー嗅ぐとそのムードになっていく。

🌱その世界観をより立体的にするのが香り。専属の香料を決めているファラオが使ったキフィ=世界最古のブレンドした香料です。いろいろあります。クレオパトラブレンドとか。クレオパトラはやっぱり惚れ薬形が多いかな。白いマドンナリリーとか、ダマスカスローズ。女性ホルモンを出す作用があり、それでアレキサンダー大王を落とした。ベッドに植物を敷き詰めて。パウダー形の花の香りはすごくエロティック、色気かんじますよね。香りの起源では?

Q 宗教と植物

🌱原始宗教、まだキリスト教もない時代。エジプトは多神教。ローマのキリスト教、ユダヤ教からキリスト教へ
🌱精油を使う洗礼の儀式があります。キリスト教だと最後の晩餐の時のキリストの足を洗う香料。スバイクナードを使いました。
🌱スバイクナードの原産地はチベット。→それがエジプトのツタンカーメンの棺。→そしてローマに。植物が伝わる道があります。

🌱植物の原産地を調べると面白い。紅花。日本の物と思われ、山形が産地になっていますが、エジプトが原産地なんです。 

🌱金、フランキンセンサス、ミルラ。3点はクリスマスプレゼントの原形
🌱バチカンはフランキンセンサスを焚いている。この植物はスーパー突き抜け、頭の上まで突き抜ける感じ、喉にも良いら、バチカンでは悪魔払いとして使っている。 
🌱ヒステリックや鬱は悪魔の仕業とし、病気も悪魔払いに利用

Q 魔女狩り

🌱ルイ14世のころ側室がハーレムのようにいて、美女才女のモンテスパン婦人が、嫉妬で薬草使いの魔女に側室たちの殺害を依頼。次々に側室が死ぬ。ルイ14世が警察に依頼。

🌱魔女の定義、ガイドブックを作る。それが悪魔学のスタートになる。
🌱魔女って何?どこからが魔女なのか。魔女のライン決め。それが鬱病、シミソバカスがある女性。
🌱ガイドブックを作った裁判官の魔女を利用した悪。財産を横取りのために、庶民をどんどん魔女化させていき、それを横取り。もちろん悪い魔女もいますが、本当に一般的に普通に暮らしていた女性たち。普通に狙われた。「薬を使って病気を治したり、精神を穏やかにしたりというふうに。幸せを願ったり」

Q 香りでトリップ。念のエネルギーを出しやすくする。摂取して生きやすくする植物

🌱お酒がもろにそう。ヨーロッパのワインは度数弱いから酔わないんです。そこへ幻覚植物を漬け込んでヒヨスを使う。ドーパミン。酔う。途中からそれが禁止されてホップに変わった。漬け込んで魔女たちが黒ミサと。

Q 理性のラインを超えた世界へ行くためにつかってた?

🌱散々なことやっていたと思います。血生臭いこと。普通の感情では出来ないです。戦争で使った可能性はあるでしょうね。
🌱今だったら薬、パウダーなんかがあるけど、原形ですから。それが根っこだったり、種だったり。お酒に浸けるというのがすごいと思います。より抽出が良くなる。水に溶ける水溶性と、油に溶ける油性をお酒で出来るので、少し飲むだけですごく植物全体をとるより早い。
🌱日本で飲むお屠蘇も意味がある。平安時代寿命が短い。11、12、1、2月に死んでいく。貴族しか飲めない。屠蘇延命散。活力を与える。(シナモンとかサンショウとか内臓に刺激を与える物で意味がある)

Q 日本にも仏教が入ってきた。

🌱仏教は日本で言えばスギとかですね。タブノキ。線香の材料。タマノキも使う
(魂が宿る植物)
🌱創価学会で言えばシキミ。常緑。毒がある。死臭を抑える。スターアリス(八角)の親戚。シキミもよい香り。

Q 宗教と結びついていますが根本にあるのが人間の欲の元?

日本原産の明日葉
秦の始皇帝(紀元前220頃)が不老長寿の薬として探させ使った

🌱ただ植物はあるだけ。植物があってもハーブにならないのに、人間の長生きしたい、ずっと若くいたいとか、モテたいとか、その感情がどういうふうに植物を利用するかで変わっていく。
🌱ライバルを蹴落としたいとか、絡んでくる。使い方で有毒になったり、漢方になったりの境目がある。

Q 紙一重ですよね。

🌱ほんとに!使う人によって変わる

🌱大麻草。日本の伝統と切っても切れない。伊勢神宮に神宮大麻とあります。宣教で神秘体験、苦しみからの解放で使った
🌱日本の洗脳として、大麻はマリファナとか麻薬。植物体としては素晴らしい。けれどどこをどうみていくかですよね。

Q 研究する中でダーティな歴史を踏まえてこれからどう使うか

🌱自分は植物は面白いジャンルだと思います。
面白い!なぜか。あらゆるジャンルの学問が入っている。化学だったり、歴史だったり、地質学。
どこに行っても多い。タンポポひとつとってもいろいろな学問が混ざっていますから、それを知るというのは豊か。
そこで楽しめる。ディズニーランドいかないです。渋谷の駐車場で4時間過ごせる。
植物を知ると自分の歴史もわかってくる。
なぜか。自分が暮らしている食性が見えてくると相性がいい。
海外行くと薬草なのに、日本だと毒性分とか。
今までの先祖たちの歴史があって自分が成り立っている。
何を食べてきたか、自分のこともわかるし、住んでいる歴史をわかると幸せ。
こういう所で生まれて、これを食べてきた。
野草が絡んでくる。

🌱朝起きて寝るまでどんなに多くの植物に出会っているか。
アカネ科のコーヒーの木から始まります。コーヒーにどんな意味があったのか。どんなエピソードがあったのか。面白いですよ。起源を辿るのは。
🌱調味料も。カレーも何で黄色いのか。ウコン。秋ウコンを使っている。何でウコンをつかうのか。冷蔵庫ないから腐らないようにするため。意味がある。知った上で食べるのはより面白いですよ。

🌱日本での薬草の使い方の特徴はあく抜きの分化。あく抜きせずに食べる海外の人は食中毒を起こす場合もある。節句もある、

🌱お風呂の文化→薬草風呂→お洒落ハーバルバス→薬草を使う→日本の素晴らしい文化→ゆず、ヨモギ→香りからもくるし→経皮からもくるし→すごくいい→リラックス→檜風呂も→薬湯
🌱野草のエネルギーは普通に考えたらぬくぬくと温室育ちの野菜と、あらゆるストレスを受けて、ストレスの防衛本能でデンプンとか、二次代謝物を作る。
ポリフェノール、アントシアニン。それはもう凄いと思う。
ただ現代人は食べ過ぎは逆によくないという場合もある。下痢したり。慣れてない。
僕は週3で食っているから大丈夫、まったくない。
🌱梅は素晴らしい。青い梅は凄い毒。青酸配合対という毒。体に入るとそのまま摂取するとそれが有毒になってくる。それを塩に漬けたり、お酒に漬けたりすることによって毒が分解される。

簡単梅酒
市販。昔ながらの梅干ししょっぱ酸っぱい


🌱あく抜きの文化は日本特有かも。フキノトウ必ずあく抜きして毒抜き。エグミやにがみを微妙に残す。縄文時代からやっているあく抜き。
🌱日本食は繊細。毒をとって作っている。
🌱野草については偏っている。知らないかよく知っているか、二極化。バランスとれた中間が少ない。
🌱野草は先人の苦労。数千年の人体実験。その苦労がいかされた結晶。良いとこだけを我らは使っている。
🌱節句も残っている。いい物は残る。

門松は何のためにある?
お正月には年神様が各家を回るといわれています。年神様が家を見付けやすいように、家の目印として松の飾りを立てたことが門松の始まりです。

🌱なぜゆずは良いのか、門松は何のためにある?堅く考えずにカジュアルに取り入れる。散歩してるだけで楽しい。知れば知るほど思う。
👏✨👏✨👏✨👏✨👏✨👏✨👏✨

ハーブ王子は連日各地へ行き活躍しています。つい最近も野草プロティンの新商品開発の監修者として訪れた投稿がありました。



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