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推し


推しが行った場所に行く。
推しが持ってるものを買う。
推しがオススメしたご飯を食べる。


私の生活は推しに影響されてる。

もはや支配されてると言っても過言ではない。


私には何人かの推しがいる。

各推しからの日々の供給をひとつずつ丁寧に受け取って、自分の生活にすり込ませる。

これが私の生活。



自分の意志がないようにも見えるけど、

「推しを日常で感じたい」

この願望そのものが私の意志。



推しに支配されてるって言い方があれだけど

好きなものに支配されるって幸せ。


味気なくて、色で例えるならモノクロなはずの私の日常に推したちが色を入れてくれる。

それぞれの推しの色。

そうして私の日常が華やかでいられる。



もちろん推しだけでは色が足りない部分もある。

そこは現実世界で私と関わってくれている家族や友だちが埋めてくれる。



赤の他人のはずなのに
私が一方的に知ってるだけなのに
家族や友だちにまで並ぶんだもん。

大切に決まってる。



赤の他人だけどバカにされたら怒るし、
少しでも興味を持ってくれたら嬉しい。

コンテンツを見てくれて「いいね!」って言われたら、自分のことのように跳ねて喜ぶ。


勝手に一心同体なのが推し。

推しは私ではないけど、私は自分を推しだと思ってる。

だって褒められたら喜んじゃうんだよ。

私、推しじゃんね(笑)


推しを見つける瞬間って

推しが自分の中に宿った時なのかな。

知らんけど。





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