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そのとき波長が合えば一緒にいればいい、合わないときも嘆かなくていい、ということ。

私はそこそこ高齢出産だったのですが、なぜか数少ない中高の友人3人がが同じ年、あるいは1年違いくらいで出産しています。
そのうちの同じ年に産んだひとりと先日会ってきました。

彼女は小、中、高と一緒の唯一の友人です。
お互い子連れで、代官山の某ママ御用達カフェでランチをし、周辺のベビー服屋さんを巡り歩き、楽しい1日を過ごしました。

しかし、彼女とこんな風に会うのはかれこれ8年ぶりくらいだったのです。

田舎の進学校に通いそれぞれ大学に進んだものの、突然夢を追いかけて大学をやめた彼女。
そこからちょっとずつ会う回数が減っていきました。
まるでお互いの環境が違うので単純に時間が合わない、そして話が合わない。
そしてそれ以上に、好きなことにまっしぐらな彼女と会うと、特にやりたいことも夢もない私は少なからず心乱され、それかわだんだんしんどくなって、なんとなく距離をおいていました。

が、まさかの同じ年に出産という事実に(因)縁のようなものを感じ再び会うようになったのです。
そして会ってみるとやっぱり楽しいし、気が合うしで、なんとも不思議な気持ちになりました。

幼少期、人付き合いが決して上手くない私は、友達関係で悩んではよく母に泣きついていました。
そんなとき母に「友達は一度波長が合わなくなってもまたいつか合うときがくるから、あなたが相手を嫌いにならなければいいだけ」
と言われたことが、
20年以上を経てストンと腹落ちしたのでした。

いい大人になったからなのか、
子どもという共通項ができたからなのか、
社会人として経験を積んでそれなりに自信が出来たからなのか、
色んな理由が重なってだと思いますが、
また波長が合うときがちゃんとやってきたことに、嬉しいというか、安堵したのでした。

いつか娘にも伝えたいなあ。




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