マルマヨーガ
マルマヨーガ。インド伝統って感じしますが、これ、伊藤先生が造った造語です。
マルマ(急所、断末魔を意味します)に傷害を受けると場合によっては死に至る。
がしかし、適度に刺激すると、逆に身体に良い影響をもたらす。
それがマルマ。
そのマルマとヨーガを結びつけたのが伊藤先生です。
近年の、ハタヨーガプロジェクトというハタヨーガの研究によって、実際にマルマをヨーガに用いていた文献が見つかったそうで、伊藤先生は、自分がやってきたことはやはり間違ってはいなかったのだなー、と答え合わせをしている感じで話をしていました。
マルマで扱う身体と、ヨーガで扱う身体は異なります。
マルマで扱うのは、肉体の身体、粗大な身体。ヨーガの扱う身体は目には見えない微細な身体。
この2つをマルマヨーガでは繋いでいきます。
ヨーガで扱う微細な身体とは、プラーナやチャクラや脈管のある身体です。エネルギーの身体って感じかな。サンスクリットではスークシュマシャリーラって言います。
マルマは元々身体にありますが、チャクラや脈管は自分で微細な身体に作ってゆくものです。
だから、マルマを足掛かりにしてチャクラを意識したり、また、マルマポイントから脈管を延ばしていったりして、微細な身体を作っていくのです。肉の身体からエネルギーの身体にアプローチして作ってく感じ。
現代行われている大方のヨガは、粗大な身体にのみアプローチしています。ヨーガの、内面で行っている身体操作と比べると、現代ヨガはどうしてもストレッチみたいなものって言いたくなっちゃいます。目指すところが違うからもかなとも思います。
そして、中国のツボとマルマは別物です。中国のツボを使って、マルマって言ってるとこもあるらしいですが、それは違います。
マルマは急所そのものですが、ポイントというよりゾーンって感じです。大きさはマルマによって異なります。幅があるんです。大きなマルマは4指腹分。小さいマルマは半指腹分。ツボはポイントですよね。
そしてマルマはぐりぐり押したりはしません(足裏は例外)。
マルマは元々、古代インドの従軍医師が負傷した戦士を診て行く中で見つけていったもの。
だからマルマチャートには、マルマポイントに矢などが刺さった場合、どんな経緯を辿るか?が書いてあったりします。
逆にそんな目線でマルマを見るとまた面白かったり。
マルマ刺激しながら、見えない身体にアプローチしてゆく世界がマルマヨーガ。
伊藤先生、マルマの本2冊出しているので、気になるかた、どうぞ^ ^。
もう随分前に出版されたもの。先生は日々進化しているので、今とちょっと差はありますが素敵な本です。文庫本ってとこも素敵w
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秘伝マルマ ツボ刺激ヨーガ (講談社+α文庫) https://amzn.asia/d/0hiE6Ob
こちらは2021年出版。
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図説マルマ ヨーガとアーユルヴェーダをつなぐインド秘伝の身体論 https://amzn.asia/d/aD9E0vw
っておいおーい!また真面目かよ笑!
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