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無視したいのに寄ってくるヤツ(虫のお話)

出先で用が済んで、帰ろうと車に乗り込んだら、助手席側の窓に見たこともない虫が張り付いていた。
全身赤茶色でカミキリ虫のようなヒョロッとした見た目だった。

走っとれば強風を厭がってどっか行くだろうと走り出したが、頑として動かなかったので信号で停止したタイミングで少し窓を動かしてみた。
それでも微動だにしないので車にぶつける勢いで下げればさすがにどっか行くだろうとやってみたら、一番下に着いたら流石に動き出した。

!?
羽ばたいて少しバタついた後、また窓にへばり付いた。
その様子を見て驚いた。
"え、居る!?"

そいつは何と車内側に居たのだった。
車内を少しでも涼しくしようと窓を少し開けておいたからだろうか、それはともかく焦りつつ窓を全開にしたら

途中電気屋へ寄って気になっていた商品を2・3物色し再び乗車し帰ろうとした。

!?!?
ヤツがまた助手席の窓に居た!
え?さっきのとは別の個体だよな?確かにあの時どっかへ羽ばたいてったもんなあ!??
しかし、こんな見たこともない虫にまた出くわすかあ??

とかなり気味の悪い思いをしながら、再度以前のように窓を下げることとした。

えーー!!!?

コイツまたしても窓の内側に付いていやがった…
もうホラーですやん…

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