RKS47ノート網代2「二ツ岩の伝説」

画像1 RKS47ノート網代2「二ツ岩の伝説」 令和5年12月29日  ヤブ 網代の鹿穴峠を下りてきますと雛蔵というところにくるわけですよ。※旧道の黄檗宗紫金山寶厳寺の前にお堂が並んでいます。そこに小さな石塔があります。
画像2 ヤブ 雛蔵の部落の外れのほうにこんな岩があるんですよ、分かりますか?ようするに石の塔が二つ並んで立っとるんですけれども  ズボ お地蔵さんみたいな感じですよね  ヤブ ところが表面が風化してまして何がなんやらよく分からんのですよ  ズボ なんか彫ってますよ  ヤブ なにか彫ってあるなとは分かるんですが、何だろなーってよく分からんのですけれども  ズボ はい  ヤブ これ実は網代の人たちにとっては「二つ岩」。二つあるから当然やね  ズボ 二つ岩。これを見て三つとは言いませんね  ヤブ これは別名夫婦岩。
画像3 ヤブ やっぱりズボさんの大好きな民話が残っておりまして  ズボ はい、岐阜のつたえ話  ヤブ ここに岐阜のつたえ話の本があるんですけれども  ズボ 僕が弾き語りをやっております  ヤブ その中に網代の民話で「二つ岩」という民話が入っております。ここで読むと長くなりますんで簡単に言いますけれども、戦国時代に高富の大桑城に若侍がいて網代の西側の一番高い山、祐向山て言うんですけれども、本巣との境ですね、そこに祐向山城があったんですよ。  ズボ これには書いてないな
画像4 ヤブ 祐向山城の殿様のお姫様が雛鶴姫、大桑の若侍が高井倉之助、その二人がいつの間にか恋仲になって、そうこうしてるうちに斉藤道三が大桑の城を攻めてきた  ズボ おー道三の時代の話なんですね  ヤブ 大桑城は落城して若侍は逃げて祐向山にくるんですが、道三の軍勢が祐向山を攻めて落城してしまう。お姫様はなんとか逃げて、二人は途中でかろうじて出会うんですが、周りを取り囲まれてしまって、まずは若侍がお姫様を殺して、自害する。それを知った村の人たちが可哀そうだなと思って二人を埋葬して石碑をたてた。
画像5 ヤブ そういう伝承が残っているんです。残念なのは恋仲だった二人なんですけれども、二人は結ばれず死後の世界で結ばれたんでしょうけれどもね。そういうお話がある  ズボ 東西問わずそういうお話ってのはどこにでもありますね  ヤブ そうそうありますね 、悲恋のお話ですね。結ばれない二人が死を選ぶという※昔の二ツ岩(網代歴史研究会)

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