子どもの頃お母さんに対して思っていたこと。
子どもの頃のことをあまり覚えていない。
でも、これは覚えている。
小2くらいの頃かなぁ。
ただただ純粋に
〝お母さんが傷付いたらどうしよう〟と思っていた。
いつもではない。覚えていないだけで、傷つけることも言っていたと思う。
でも、なんとなく漠然と、
そう思っていた。
私の母は、田舎の島出身で、結婚して東京近辺に越してきた人。
明るくて周りに人が集まるひとだけど、
やっぱり、少し、都会的なものを知らないというか、
〝小慣れた感〟がなかった気がする。
ミキハウスとか、バリバリのわかりやすいブランドは買うけど、子ども用のちょっとおしゃれな文具とか、人気あるものとか、そうゆうのに疎いところがあった。
で、そんな母のつくるお弁当はいつもまっ茶色だった。
わたしは私立の小学校にいかせてもらっていたから、6年間毎日お弁当だった。
苦手な野菜などを入れないようにしていたのかもしれないけど、とにかく茶色。
カラフルなお弁当、可愛いお弁当の子が羨ましかった。
蓋を半分閉めて食べるほどではなかったけど、
でも、
お弁当をあけるのが、見られるのが、いつもちょっと恥ずかしかった。
でも、言えなかった。
遠慮とかではなく、
言ってお母さんが傷ついたら可哀想だって、
純粋に思っていたから。
大人になってからは、
〝2段の弁当箱あけて2段ともお好み焼きだけはいってたときはビックリしたわぁー〟とか言える笑。
でも小2の私は、お母さんが傷付いたらいけないから、絶対に言わなかった。
〝言ったらお母さんがかわいそう。〟
その想いが強かった。
わたしの娘も、
私に対してそんなふうに思うことがあるのかなぁ。
もしあったとしたら、
母の心は図太く、その程度のことじゃな〜んにも気にしない、ってか気に留めないから笑、
言えばいいんだよ〜って、思う。
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