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今回のFOMCの注目ポイントは3つ

①政策金利


今回も据え置きが濃厚となっています。一つの理由としては、
米消費者物価指数が順調に鈍化しているからです。

消費者物価指数は、10月時点で前年比が3.2%、コア前年比は4.0%となっています。12日発表11月の消費者物価指数では市場予想通り前年比が3.1%と前回から鈍化、コア前年比は4.0%と前回から横ばいとなりました。この結果から今回は政策金利を据え置くのではないかと見られています。

また、フェドウォッチを見ても、据え置き予想が98.4%織り込まれています。仮に政策金利が予想通りの据え置きとなった場合、相場に大きな影響はないと考えています。

②政策金利見通し(ドットチャート)

注目されているのは来年の利下げ回数です。
フェドウォッチを見てみると、2024年末時点の政策金利は現時点の水準から4回~5回の利下げが織り込まれているのがわかります。

ただ、市場では「この思惑は行き過ぎではないか」という意見もあります。
今回のドットチャートでは「2024年末時点で、どこまで政策金利が引き下げられる可能性があるのか」に注目していきましょう。

仮に市場で現在織り込まれている利下げ4回~5回よりも、少ない利下げ回数となれば、ドル円上昇していく可能性もあります📈

③パウエルFRB議長会見

パウエルFRB議長が市場の早期利下げ観測をけん制し、追加利上げの可能性を残すのかどうかに注目が集まっています。

ドル円の見通し

ドットチャートが市場予想よりも利下げ回数が少ない予測となった場合、ドル円は上昇する可能性があります。
ただし、現在のドル円相場は下落目線です。
大きく上昇したとしても150円台に回復する見込みは少ないと考えています。
トレンドラインを意識しつつ、引き続き下落目線でいきます。

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