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退職前にやっておきたいこと(2)

「退職前にやっておきたいこと」で検索すると本当にすべきことが様々なサイトで丁寧に解説されていることでしょう。よく読んで参考にしてください。
ここでは私がいわゆる「ブラック企業」とも思える企業の退職時の出来事を記していきます。

退職を考え出したら、
「勤務状況を記録に残す。」
これ、重要です。

私の場合は「もうこんな会社と関わりたくない。」という思いが先走り何も考えず「自己都合」での退職を選びました。当然離職票にもその旨、記載されます。このまま、受給手続きを進めると給付制限期間終了後からの雇用保険の受給になってしまうところでした。

しかし、「受給資格決定」の手続き時に係員から
「自己都合という事ですが、差し支えなければ理由は?」と尋ねられました。私は、
「色々ありますが、残業が多くて体の具合も悪くなりかけていたので...」と答えます。係員に
「どれくらいですか?何か確認できるものはありますか?」と聞かれたので、退職時に自分の苦労と苦痛の証に保存しておいた。直近三ヶ月の勤怠記録を差し出しました。(自席で勤怠を入力できるシステムでよかったと思います。昔のタイムカードや自席で閲覧できない勤怠管理だと詰んでました。)
それを見た係員は
「これなら残業過多の特定受給資格者ですね。」と言い、記録はコピーを取った後、返却されました。通常は就業規則上の勤務時間などを確認して、法令の定める残業時間を越えているか、確認するらしいのですが、なにしろ一か月の残業時間が90時間程が続いている有様でしたのでそのまま「特定受給資格者」となりました。

結果として、「給付制限期間」の終了を待たずに雇用保険が受給されることとなりました。

残業過多のほかにも「特定受給資格者」の該当となるケースはあるようで
ハローワークインターネットサービス特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要↓に詳しい説明があります。

「自己都合退職」でも「特定受給資格者」に変更できれば、雇用保険の受給も早まります。
退職を考えだしたら、
「勤務状況を記録に残す。」
本当に大切です。

~まとめ~
退職を考えだしたら勤務状況を記録に残す。
ハローワークの初回手続き時に「特定受給資格者」に該当するか確認する。

最後に、ひとこと。
雇用保険とは、労働者の生活及び雇用の安定と就職の促進のために、失業された方や教育訓練を受けられる方等に対して、失業等給付を支給されるものですから、不正受給は絶対にしないでください


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