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昭峰 〜ぶどうテイスティング〜

綺麗な大粒のグリぶどう。

灰色ぶどうの代表は日本だと甲州

今日は、先日書いた北澤ぶどう園さんのオリジナル品種、「昭峰」を紹介してみようと思います。

このパンフの右下にあるものですね。紅環とシャインマスカットの掛け合わせ。

そのため皮は大変に薄く、そのまま食べられます。

皮のえぐみもほとんどなく、ジューシーで、糖度は体感ですが、クイーンニーナに近い甘さがあります。かなり甘い。

紅環は調べたら、カッタクルガンというシャインマスカットの親品種が、赤い色に変異したので、その実の種から選抜して育てたもののようです。植原研究所では、「カッタクルガンの実生」とありました。ですので、接木で性質を正確に遺伝させるのではなく、少しずつ変異する実の中から選んで木にしたということでしょうね。

もう一つの親は甲斐路かもしれないと言われておりました。

ただ、赤になっていくのに時間がかかり、色ムラが特徴的なことから、安定的な色づきを目指して、昭峰にしたということなのかもしれません。色ムラはなく綺麗なグリ(灰色)ぶどうになったと思います。

マスカット香はそれほど感じられませんが、クイーンニーナがポリポリ食べられたらいいなあという思いを叶えてくれます。

種はありません。

敢えて皮を剥いてみると、割とすんなり剥ける感じでもあります。

今回、黒、白、赤、灰(ピンク)の四つの色あいのぶどうを届けていただいたということになります。

味ですが、プシュッという食感とともに、果汁があふれ出してきて、糖度が高いせいか粘り気も感じられ、一つで甘みは満足できちゃいます。

甘みの質は先ほども少し述べたように、クイーンニーナの甘みに近く、スッキリ系のお砂糖の感じですね。濃縮したぶどうジュースとでもいいましょうか。

まだ少し実のあいだにばらつきがあるような気がしますが、期待大のおいしさです!

今後も追いかけて行こうと思います。

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