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育休をどう過ごすか 〜共稼ぎ家事担当夫の料理 14〜

子どもが産まれて、男性も最長4週間の「産後パパ育休」が可能に、というニュースを見ました。

育児参加を促す、とありますが、自分の時を思い出すと、悩ましい限りです。

最初の1週間は、妻と子どもは病院にいました。最初の仕事は病院から設られたおくるみにくるんで車に乗せて、家に帰ることでした。

最初オムツは布!とかなんとか言ってたんですが、早々に洗うのをギブアップ。

母乳が出ない時用のために、ミルクの作り方を学びました。正直、作り方よりも、ミルトンで消毒する方が面倒だったし、ミルトン?失楽園か?なんて、とぼけたことしか思い浮かびませんでした。

夜は思った以上に子供は泣いて、睡眠は阻害されます。抱っこして、眠るまで歌を歌い続ける、という「ひとり夜のヒットパレード」も、今となっては懐かしい限りですが、「産後パパ育休」は、そうした地味なメンテナンス作業に勤しむのが正解なのではないでしょうか。

オムツは割と紙だったのでスムーズだったのですが、お風呂だけは難しかったですね。何回ドボンとしたことか…。

4週間で何ができるのかというと、育児はとても大変な作業なのだ、ということを実感する場でしかないような気がします。その時期って頭の形も変で、顔も猿みたいで、あんまり造形的に見栄えがしない。5、6ヶ月くらいから、やっと赤ちゃん的な可愛らしさが発揮されて、愛着も湧いてきます。最初の4週間はただただ、忙しいだけでした。私の場合。

自分が一番やれたと思うのは、夜中の抱っこで再就寝を促すやつ、でしたね。泣き止ませるのに、お馬はみんなパッパカ走る、を歌い、最後はもう「君が代」で締める。上の子はそれで寝てくれましたが、下の子はダメで、ミルクを飲ませるしかなかった。

夜は1時間半おきに起きるものなのだ、と、「産後パパ育休」の期間は理解できればいいのではないでしょうか。ここで「うるさいから別の部屋で寝る」とか言ってしまうと、「育休」の意味がなくなりますね。「ただの休み」に堕してしまうのではないでしょうか。

母乳だと、確かに夫は楽でしょう。しかし、母乳を出したものを冷凍して、場合によっては解凍して、それをミルクとして出すという工程だってあります。

この4週間は、それこそ料理上達のチャンスです。本当は、それ以前に出来るようになる方がいいと思うのですが、買い物行ったり、米を炊いたり、汁を作ったりくらいは行けそうな気がしますね。ここで、実家の親を呼んだりすると、これまた「ただの休み」になってしまいますね。義実家の親だと、より一緒にいるのがつらくて外出したりもするでしょう。やっぱり「ただの休み」になってしまいます。

いっそ、この4週間に「毎日3食献立を考える」ことを実践してみたらいかがだろうか。たぶん「参加」じゃねえんだ。妻に育児に専念させるために他のことを「全部やってみる」のが正しいんだ。自分ができたのかというと、1人目のこの時はあんまり、2人目でなんとか慣れたという感じだろうか。

私もそうだったけど、「今日何食べたい?」って聞かれて、「何でもいい」って答えがち。本当に「何でもいい」んじゃなくて、考えるのが億劫なだけなんだ。プロ主婦でもない限り、自分が食べたいわけでもない食事を3食考えるのって、とても面倒なことなんだよ。自分が食べたいわけでもない食事を3食4週間捻り出すことから始めてもいいんじゃないかな。

ブロッコリーのペペロンチーノ

そんなことを考えながら、子どもたちの好きなブロッコリーのペペロンチーノ。

甘エビのナムル

甘エビをナムルにして、ご飯に乗せて食べるのが、子どもらは好き。

甘エビからとった出汁は、朝も使う

甘エビの殻を炒って、水入れて、出汁を取って、具を入れ、ちょっと塩で味の調整してスープ。これも、子どもらが好き。

レモン入れすぎた

舌平目は小さいのが何枚か安く売ってて、自分がちびちび食べる用。

魚が食べたい季節になってきました。

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