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「久しぶりに今日は株式市場反騰だが、これまで通りの流れが続くだろう」

今日の日本市場は、米国市場の大幅反騰を反映して大きく上げた。
776円高の26992円と2万7千円へあと少しというところまで戻したことになる。

ニューヨークの反騰は、日経に依れば、

FRB英国が減税を見直したためドル高が反転したのと、クレディスイスの財務不安説からFRBが金融安定化のため利上げを加減するとの期待が出た、そしてこの日発表の9月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が50.9と市場予想(52.0)を下回り、2020年5月以来の水準に低下したとのニュースからインフレ率が低下するとの期待が出たためらしい。同時に米長期金利が3.83%から3.5%に低下したことにも依った。

確かにこのところの株式市場の下げは、ネガティブなスパイラルが高じたところがあり、いったん戻したということであろう。

しかし、ここまでの流れは、これまでの見方を変える必要はなさそうに思える。米国経済の底が見えるまでは、そう簡単に戻る流れにはならず、これまでのボラティリティーが大きく、下げリスクの高い相場が続くだろう。

日本市場について言えば、その他の世界市場と比べて相対的には安定度合いが高いようであるし、その中でもバリュー株については安定度が高い。そして円安に関連するバリュー株はより安定度が高い。
ここで政府に期待したいのは、先の本コラムでも記したが、経済安全保障政策を、製造業の主たる部分へと広げて国内投資、国内製造、生産性向上へと導き、さらにはリパトリ減税などにより海外利益を国内に還流するシステム的対応をすべきだということだ。

それによって、賃上げを加速するよう仕向けて消費の再生を図ることで日本経済の再生へと導いていってほしいと思う。

世界の政治経済の大きな潮流は、その流れができているのだから、大いに加速する政策の実行が待たれる。

岸田総理の手腕が問われることになろうと思う。





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