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「三週間前(2023年10月初)から本コラムで言い始めた市場の変化、米国のクレジットスプレッドの近々の変化に見事に現われています」/ロイター10/20付け『アングル』をご覧ください

2023年9月末から市場の様子が変わったと記事に書きました

三週間前から、どうも9月末くらいから市場の様子が変わったということを記事にしてきました。
以下に主だった記事を順に掲載します。

ロイターの10/20付け『アングル』

本日10/20付でロイターが『アングル:米長期金利5%乗せ、株式から不動産まで各市場に広がる動揺』という記事を掲載しています。

記事は、米長期債の金利が5%まで上昇(価格は下落)し、住宅景気を冷やし、投資家のリスク投資意欲を減退すると記している。株価全体へ下げ圧力となった一方、ドルの強さを際立たせ、それ以外の主要通貨はG10で7月以来6.4%下落して、インフレへの取り組みを難しくしているとも記している。

クレジットスプレッドの拡大と高水準のVIX指数

そして、最後にクレジットスプレッドについて触れ、今年三月の米銀破綻危機のときに大きく広がったクレジットスプレッドが最近まで縮小していたが、近々の10月初から再度拡大を始めていると記しています。

(クレジットスプレッドとは、野村證券証券用語集によれば「債券の債務不履行(デフォルト)リスクに応じて上乗せされる金利のこと。債券の発行体の信用力が高ければクレジットスプレッドは小さくなり、信用力が低ければ大きく ...」ということ)

そして、VIX指数(投資家の不安心理の度合いを示すボラティリティー・インデックス)と米国債の予想変動率を示す「MOVE指数」も高水準を付けていると言っています。

こういうことに近々三週間前からの市場の変調が現れているということ

こういうことに近々三週間前からの市場の変調が現れているということです。ようよう実態がこうやって現れて来ています。
このあたりを把握して、今後の市場を見ていかなければなりません。
これまでも言ってきましたように、FRBの量的引き締め(QT)の影響が大きいと思います。
いつとはなかなか難しいところですが、それもいつまでも続くものではなさそうです。

個人投資家の皆さんには、よくよく情勢を見極めながら活動されるようお祈りいたしております。


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