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「美空ひばりは、死の直前まで超絶のまま逝った」

正直、今(2023年)還暦世代(1960辺生まれ)の我々の世代とて美空ひばりの世代ではない。
しかし、美空ひばりの短い晩年に行を共にしたという微かな実感はある。彼女は逝ったのは平成元(1989)年六月のことだ。
その時私は27歳だった。

いつか美空ひばりの「柔」について記したことがある。

詳しくは記事を読んでいただきたいが、「柔」がレコード大賞を受賞したリアルタイムでは私は4歳だが、その後も謳われ続けているので記憶にはあった。
しかし、その良さがわかったのは美空ひばりの死後のことである。

美空ひばりが逝ったのは彼女が52歳の時だった。
その直前に「川の流れのように」がヒットし、このすごい歌姫のことを国民はこぞって再認識した。

死の数年前から直前までの映像はいまでもyoutubeで見ることができる。どれも素晴らしいの一語に尽きる。「川の流れのように」の歌唱にも顕れているように美空ひばりは最後の最後まで歌姫として衰えを現さずに逝った。我々は美空ひばりでない美空ひばりを見ずに彼女を見送ることができた。

これは早世した彼女が残した、「悲しまないでください」という意味のプレゼントなのだろうか、、、、、、



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