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「今年も、白川司さんの発信情報は極めて重要です。白川さんのFacebookの年頭のあいさつ文をこの場を借りてシェアします」

白川司さんの年頭のあいさつをシェアします。

白川 司

あけましておめでとうございます。

Japan is back. 今年は日本の年です。

2024年を私は「日本反転の年」と位置づけています。2023年に日本経済のデフレ脱却がほぼ達成され、今後は経済成長に乗っていくと考えられます。

日本経済の黄金期は1980年代後半ですが、それが達成できたのは世界が冷戦に入っていたからです。アメリカは技術を日本に提供し、日本もアメリカの技術を自由に使ってエレクトロニクスを中心とする輸出産業を拡大させました。

それと同じ環境が、「米中新冷戦」によってできあがりつつあります。日本は当時ほど生産に適しているとは言えませんが、それでも「高い技術で大量生産できる国」は日本しかありません。

たとえば、いま岸田首相が日本の防衛産業を防衛装備品輸出で復興させようとしていますが、それも1つの必然です。アメリカがパトリオットを大量生産しようとすれば日本に頼るしかありません。

これからまた日本の時代が来ます。この波に乗って、「日本の逆襲」を達成するために、私も全力を尽くします。

ただし、外部環境は良くありません。中国は地方政府を中心とする累積債務に身動きがとれず、低成長が続くことで国内は不安定に向かっています。

習近平氏による個人崇拝と排外主義が酷くなっています。

中国には『外交』はありません。すべてが内政で、国内事情ですべてが決まります。そうなると、日本は政治的にも経済的にも足を引っ張られることになるでしょう。

アメリカ経済も今年は停滞期に入るでしょう。アメリカは2023年にも不況に入ると言われてきましたが、予想外の強さを見せてきました。ただ、2023年の強さはコロナ禍の財政出動によるものであり、その効果も今年で切れてくるでしょう。

EUも柱であるドイツ経済が不振です。EUの停滞も長引くと考えられます。

日本経済は強いとは思いますが、外部環境がこれだけ良くないと予想外のことも起こりえます。そのあたりはメルマガで拾っていくつもりです。

本年もなにとぞよろしくお願いいたします。

2024年1月1日 白川司                    」

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