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「北朝鮮による日本人拉致問題 なぜかくも長期間放置されているのか」/改めて日本人にその心魂が問われる問題、これ以上重要な問題は無い

本日4/2(日)の産経新聞一面には、北朝鮮による日本人拉致被害者横田めぐみさんのお母さん、横田早紀江さんの「めぐみへの手紙」と題した手記が掲載されています。

昭和52(1977)年11月15日の夕方、新潟の海岸近くでバトミントン部の部活動を終えた中学一年生十三歳の横田めぐみさんが北朝鮮による工作員に拉致されてから、実に46年にならんとする歳月が流れました。

なぜ、国家にとって最重要の問題がかくも長期間放置され続けるのか?

この間、1990年代末ごろから徐々に北朝鮮による拉致だとの情報がようやく出始め、国会でも西村真悟議員や安倍晋三議員などの活動が目立ち始めて21世紀にならんとするに至って政府が動き始めます。
長きにわたってこの問題に焦点を当てることなく無視し続けたメディアの罪は非常に重いと思います。さらには2000年の段階でこのような状況まで明らかになったにもかかわらずこの後に至っても、朝日や毎日などの左翼メディアは北朝鮮擁護を続け、食糧援助を優先させようとしたりしていました。彼らはどれほどの罪を犯し続けているのでしょうか。

しかし、国際情勢の変化も預かって、ついに平成14(2002)年小泉首相による電撃的北朝鮮訪問が実現します。
このとき、安倍晋三がこの訪朝団に同行していなかったとしたらと思うと背筋が寒くなります。
政府はこの時も、北朝鮮との国交正常化に重きを置き、拉致被害者のことは二の次、極端に言えば国交正常化の邪魔者扱いさえする与党政府関係者さえ多く存在したのです(もちろん野党などは当時社会党の土井たか子などは北朝鮮を擁護していました、噴飯ものです)。
平壌での午前中の交渉が終わったとき、安倍晋三が「拉致問題を認めないのなら帰国しましょう」と盗聴を仕掛けられていることを承知で言わなければ拉致問題は消えていた可能性があります。

そして、漸く北朝鮮は金正日みずから拉致を認め、謝罪し、拉致被害者13人、生存者5人の存在を発表しました。
しかしこの数も嘘でした。
このとき、横田めぐみさんは死亡したと発表されたのです。政府にあった福田康夫官房長官はこれを疑いもせず横田滋、早紀江夫妻に伝え、実質的にめぐみさんを抹殺しようとしました。

マスメディアと権力政治屋、China,北朝鮮の工作を受ける野党政治屋が最大の原因であり、なおその構造は小泉首相訪朝(2002年)から二十年以上を経た今日も維持されている

この日本にとってこれ以上は無い重要な問題を解決する政治体制は今なお全く変わっていないとさえ言えます。

第一に、普通の国例えば米英、露中もそうですが、独伊仏あるいはイスラエルや中東の国々であれば、実力つまり軍事力で拉致被害者を救出しようとする行動が起きますが、日本ではその議論さえ国会でも行われません。

それをしようものなら、安倍晋三が第二次政権で政治生命をかけて行った部分的集団的自衛権を使用ならしめる安全保障法制でさえあのような反対運動が起きたのですから、マスメディアやChina、北朝鮮の工作を受けた野党からの徹底的な言論封鎖と言えるような攻撃を受けることでしょう。

第二に、当然他国には明確に存在し日本に現在存在しない「スパイ防止法」の成立が必要ですが、それもそういう法案が検討されるという情報が洩れ次第、同様にマスメディアと工作を受けた野党からの言論封鎖と言える攻撃を受けるに違いありません。

もう明らかです、令和五(2023)年の現在も、
マスメディアと権力政治屋、China,北朝鮮の工作を受ける野党政治屋が最大の原因であり、なおその構造は小泉首相訪朝(2002年)から二十年以上を経た今日も維持されている、のです。

歴史はこのような不誠実な状態を許さない

うまく説明することは非常に難しいのですが、このような日本、国として今現在の不誠実な状態をおそらく歴史は許してくれないと思います。

拉致被害者は、現在17人とされていますが、実数は17人よりはるかに多いとされています。
特定失踪者問題調査会によれば、警察には約900名拉致被害者の可能性の有るリストがあり、特定失踪者問題調査会においても約470名のリストがあるということです。

これは、やはり私たち国民の問題だと思います。
ラジカルな言い方をすれば、私たちは自分たちの保身や豊かさのためだけを考え、これほど多くの人達を見捨ててきました。
マスメディアや他国の工作を受けた野党の人たちのことをもう鵜呑みにしてはいけないのです。
実力で取り戻すことを含めたあらゆる手段を排除せず、かならず被害者を日本に取り戻すという意思を国民が示そうではありませんか。

そして歴史に、まだ見ぬ子孫たちに、この世代が拉致被害者を取り戻して日本を立て直してくれたんだと思ってもらえるようにしようではありませんか。





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