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「産経新聞3/26の5面 日曜経済講座 長短金利操作解除を急ぐな」田村秀男、浜田宏一、、、要は賃金が十分上がり続けるまで異次元緩和を止めるべきでないということ

要は賃金が十分上がり続ける経済まで異次元緩和を止めるべきでないということ

本日3/26の産経新聞5面、日曜経済講座に非常に重要な金融政策に関する考え方が掲載されている。
経済記者の田村秀男さんとアベノミクス指南役だった浜田宏一米エール大学名教授による記事だが、
要点は、
1)異次元金融緩和解除を急ぐな、
合わせて、
2)イールドカーブコントロール解除も急ぐな
ということだ。

これらについては、本ブログでも再々に渡り記事にしてきている。

などなどに掲載したが、
田村秀男氏も浜田宏一氏も、物価の上昇に対する賃金の上昇が無い間はこの金融政策を止めるべきではないということだ。
日本経済の問題は、その需給ギャップにあり、そのためコストプッシュインフレで物価は上がっても、需要が追いつかず賃金が上がらないということであり、このギャップが解消され賃金が物価に追いつかずデフレ体質が続くだからだ。

日経をはじめとした金融正常化を急げ、というようなメディア(特に日経)の国賊発言に注意せよ!!

日経をはじめとしたメディアは、国際金融スジなどからの風に変に靡いて、金融正常化を急げなどという言論をしばしば主張してきている。
繰り返すが、それは本ブログでも再三注意喚起してきた。

サラリーマンは、経済に生きるがゆえに「日本経済新聞」を妄信する軽薄が強いが、これまで「日経」がどれほど日本経済を棄損してきたか、それはバブルとバブル崩壊時の記録を追ってみれば一目瞭然であろう。新自由主義に乗ってきたこの30年にしてもしかりである。
「日経」をうかつに信じてはならない。

日本経済のために、異次元金融緩和継続!!

利上げ局面での金融不安への対処法は米欧を学べばできることである!

日本経済のために、と書いたが、日本の国民のために、異次元金融緩和の継続こそが不可欠である。

今、米欧初の金融不安が起きているが、これはいずれ完全にデフレ解消したあとの利上げ局面で日本にも必ず起きることである。
それを恐れて、金融正常化を急げ、という甘言に乗せられてはならないことは、田村秀男氏、浜田宏一氏も上記記事中で口酸っぱく注意している。

いずれ日本でも起きるであろう利上げ局面での金融不安への対処法は、今まさに対策に集中している米欧を学んで日本に会う最適の方法を選べば最も合理的にできる。

そんなことを心配するまえに、問題の核心である賃金デフレを止める、この一点に集中すべきなのが今の日本の金融政策である。



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