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[8/25~27のジャクソンホール会議のFRBパウエル議長講演までは要注意」

 7月まで毎月、FRBの金融政策変更の機会であるFOMCが開催されていた。
 6月は予想を超えるインフレによりサプライズの0.75%利上げ、7月はそれに引き続き0.75%だった。6月は大きく相場が下げ、円安の一層の昂進があったが、7月はある意味で織り込み済で逆に安心感から株価は多少の上昇をみた。
 さて、8月はFOMCはなく、次回は9月である。大方の予想は0.5%利上げあたりで推移していると思うが、まだ、不透明要因が多い。
 
 ただ、9月はまだ先であるため、注目は、8/25~27にあるジャクソンホール会議におけるパウエルFRB議長の講演だと言われている。既に2週間先に迫っている。
 8月中旬までの相場は、やや今年上半期の大幅な下げから立ち直り半値戻しというい記事も2,3日前に散見した。
 積極派は全値戻しも、と逸っている一方、慎重派もかなり多く、半値には戻したが市場は活況からは程遠く、リスクオフの状況はしばらく続くと言っている。

 以上の状況は、底値からかなり戻してきて、これからリスクオンというものとまだ下げのリスク有とが交錯中というのが全般の雰囲気であるが、FRBも、これ以上上げてもインフレリスク昂進して、景気後退あるいは株価暴落が怖い、ただここからの大幅な下げも許容しにくいというところだろうと思う。

 おそらくは、そんな流れで、現在の株価を小さく上下しながら8/25~27のジャクソン会議を迎えるのだろうと思われる。
 なので、逆に見ると、この間相場が大きく上げるとすると、パウエルは大きな利上げの必要性を発信して、景気後退回避を急ぐとともに株価の下げを誘導する可能性が有るのではないか、という気がする。短期的にはそういうリスクがある。
 逆に株価が下がれば、買いのチャンスが訪れるとも言える局面かもしれない。

 まあ、そんな予想も成り立つが、予想は予想であり、話半分に聞いてもらって、個人投資家の皆さんには、投資活動を楽しんでいただきたいと思う。


 
 

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