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「インフレのための利上げか、金融安定化のための緩和か、FRBの利上げ派と国際金融スジの緩和派がせめぎ合っている」

米国でインフレのための利上げか、金融安定化のための緩和か、FRBの利上げ派と国際金融スジの緩和派がせめぎ合っています。

米議会で、バーFRB議長を米民主党のバルガス議員が追及しているようです。
シリコンバレー銀行に対して、管理監督責任がFRBにはありますが、
「サンフランシスコ連銀の検査官はリスク管理の問題点を2021年11月からSVBに指摘し、監督当局としてきちんと対応したと説明していた。」ということですが、
「29日の金融サービス委では、バルガス下院議員(民主党)が『規制執行の教科書のような事例がどうしてなかったのか』とただしたのに対し、バー氏は『もっと(対応などを)強く訴え、迅速に措置を講じるべきだったのかもしれない』と、FRBにも落ち度があったとの認識を示唆した。」、ということです。

こういうやりとりは、まさにインフレのための利上げか、金融安定化のための緩和か、FRBの利上げ派と国際金融スジの緩和派がせめぎ合っているという可能性が大きいと思います。

今後

この種のせめぎ合いはかなり続くことになるでしょう。
そして、やはり無理のあるインフレ目標2%をどうするか、ということになってくると思います。
ある程度のインフレを認め、利上げを抑制する方向にいくしかないのではないでしょうか?


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