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「11/16記事で予想したような議論展開・ 日本のインテリジェンス強化のときだ!」/ポーランドへロシア製ミサイル着弾後
一昨日11/16に本欄記事で懸念した展開になってきて、実際非常に怖い気がした。
ゼレンスキーの発言
それは、昨日ウクライナのゼレンスキー大統領が、
ロシアがポーランドへミサイルを発射したのだと決めつけたような発言をし、NATOに対し集団安全保障の行動を促すような発言までしたことだ。
これは真相の究明を待たずに、まさに第三次大戦へと導こうとする破滅的発言に近いものを感じ、背筋の凍る思いがした。
エマニュエルトッド氏も、ポーランドとウクライナは地政学的に類似しており、政治風土の類似性もあるとのことを示唆しているように、中部欧州というのは、バルカン半島という固有名詞に代表されるように地政学的に非常にホットな地域である。
そういう意味で、ゼレンスキー氏の発言は非常に危険なものを含んでいる。そういう懸念も含めて、一昨日は記事にしたつもりだが、気付いていただけただろうか?
米国保守からの声
本日11/18は、さすがに米国保守層からの声が上がってきたのには、当たり前のことだが、心強くした。
ニューズウィーク日本版11/18に、米保守層から、ゼレンスキー発言への遺憾の表明のような声が数々上がっている。
ゼレンスキーの発言に対して、
「世界を新たな戦争に導こうとした。」
「ウクライナは第3次世界大戦を始めようとしている。」との意見を掲載し、
「ゼレンスキーの軍が、おそらく誤ってポーランドにミサイルを着弾させ、それを利用してNATOに第3次世界大戦を起こさせようとしたことがはっきりした。これは世界を救いたい、あるいは対立を緩和させたいと考えている英雄の行動ではない」
とまで言及するもののいることも報道している。
この報道は非常に的を得た記事だと思う。
今回は、バイデンに救われたが、日本のインテリジェンスはどうなっているのか?
今回、一昨日の記事でも引用したように、早い段階でバイデン大統領がロシアからのミサイルである可能性の低いことを言明したので、世界はまず難から遠ざかったと思うが、
バイデンを中心とする米政府がいつもこのような冷静な対応すると期待ばかりしていてはいけない面がある。
そういう意味で、本来日本もこの種の軍事インテリジェンス情報を掴む能力を持っている必要があるのである。
こういうことこそ、国会で代議士が政府に詰問すべき事柄で、なんたら協会だのという能天気な議論をしている場合ではないのである。
これを機会に、内閣は是非軍事インテリジェンスの格段の強化を図っていただきたい。
私は、インドネシアでChinaの専制君主と能天気な笑顔で会話している場合ではない、目前に迫る危機への感度をもっともっとあげてもらいたい。
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