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「加山雄三最後のステージ 海その愛」/令和四年十二月三十一日大晦日紅白歌合戦より

先ほど紅白歌合戦で、加山雄三が最後のステージで「海その愛」を見事に歌った。

いつかの本ブログでも加山雄三と「海その愛」については記したことが有ります。

「海その愛」、私自身この唄はもう40年以上、カラオケで風呂で散歩しながらの道すがらで、数えきれないほど唄ってきました。
いつでもどこでもどんなに落ち込んでいても、この「海その愛」を唄えば勇気が湧き、明日に向かって歩いてこれた。
どれほどこの唄に支えられたか、
加山雄三の最後のステージを聞きながら、胸に迫り溢れるものが尽きなかった。

「海その愛」の作詞はもちろん、加山雄三の過半の曲を作詞してきた岩谷時子さんです。岩谷時子さんは戦後最高の歌姫とも呼ばれる越路吹雪の、親友であり、作詞家であり、プロデューサーであった人です。
神戸女学院大学の出身で特異な才能を活かし、生ききった人です。

岩谷時子さんに、スケールの大きな曲を作りたいとお願いしたところこの曲ができたというのは加山雄三が語っていました。

今夜の「海その愛」は、その隠しようのない加山雄三の衰えを越えて素晴らしい何ものかが伝わるものでした。
その何ものかこそが、一人一人の人生にとって最も重要なものではないかとの感慨が尽きることがありませんでした。
時代を超え、一人一人の人生を越えても続いていく、一人一人の胸に連なる熱い熱い何ものかが日本の歴史を作っていくんだろうと思います。




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