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「米欧金融不安収まらず、、、、」/利上げ打ち止めが確定しないと見通し立たない

ロイター記事の通り、金融不安収まらない

米欧金融不安について、昨日のJPモルガンによるFRC買収による救済でもまだまだ収まりそうにありません。
下記ロイター記事からは、国際金融スジの懸念の声が漏れ聞こえてきます。

本コラムでも懸念があると記してきました、商業用不動産証券はかなりリスクを膨らませているようです。

不良債権を抱える米欧金融機関

つまり、利上げで不良債権化したいわゆる債権類と、利上げによりこれも下落する不動産関連の債券証券類のかなりが不良債権化して、銀行をはじめとした金融機関が破綻のリスクを抱えているということです。

安定化には利上げの収束が必要

当たり前ですが、利上げによって上がった利率に基づいて、債権の額面が下落するわけですから、当局による利上げが収束しなければこの金融不安は収まらないということになります。

昨年来のこれだけ急激利上げ局面というのは、デフレ低金利に慣れ過ぎた金融機関にとってはたしかに想定外、対応難に違いありません。

明後日の朝に発表されるFRBによるFOMCは利上げ継続でしょうから、その結果によって、おそらくはこれまで上がってきた株価が下落するのだろうと思います。

問題は、その後も利上げ継続するか、どうかです。

ここらでインフレを過度に気にすることは止めて、利上げを打ち止めにしそうな気がします。
金融不安がこれだけのものになりつつあるわけですから、利上げを打ち止めて、2%とはいわず3%程度の適度なインフレを許容したほうがいいように思います。

さて、パウエル議長はどういう発言をするでしょうか?


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