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「豊島逸夫氏の記事に関連して、ウォール街の金融スジのトランプ派について」/米国中間選挙後の政局は?

いつも引用している豊島逸夫氏が、米中間選挙に関連して、ウォール街の政治色について今回記事にしている。

これまでバイデン氏とトランプ氏を比較して、ウォール街はもちろんバイデン氏びいきであると考えられてきた。実際民主党支持層の結構厚い岩盤を形成していると思われる。

しかし、実際の政策に目を転じた時、
バイデン氏は、キャピタルゲイン課税をさかんに議論しようとしているが、
トランプ氏は、法人税減税をやってきている、
バイデン氏は、今雇用状況が改善するのをインフレ懸念から喜ばない、
トランプ氏は、従来から雇用の改善をいつも取り上げてアピールしていた、
などと本来、ウォール街にとって、トランプ氏が好ましい政策をしていたとして、
実際には、隠れトランプ派が多いのだと言っている。

しかし、まさにこの辺りの事情がトランプ氏を2016年の選挙で大統領に押し上げた原動力だったとわけである。
そう見た時、今回の中間選挙、日本時間11/9、20時時点で、上院残り4議席で48対48共和民主同数、下院残り64議席で、共和199、民主172 の状況は、実は、国際金融スジもかなりトランプ派、共和党派が多いという実態があるのだろうと思う。

上記状況を見ると、下院は間違いなく共和党が多数派を占め、上院は、先の大統領選挙のように、最終盤の開票で民主党バイデンにすべての票が集まったというような、不正の可能性の高いことが行われるかもしれないが、流れは間違いなく共和党に有りそうである。
次期大統領選が共和党が勝つとすれば(そうなると思うが)、上院選をも制するだろうことから2024年にはバイデンの米国でなく、トランプかトランプに近いものの米国に戻るだろうと思われる。

この状況こそ、日本にとっても世界にとっても良い方向となるだろうと思う。
ロシアとの妥協が図られ、戦争の被害から救われる可能性があり、専制Chinaを抑止する経済安全保障が強化され、尖閣台湾の危機が回避される可能性が広がることが期待できる。

そして、それが日本にとっても、再生への道に繋がっていく蓋然性が高まってくる。

まだ、選挙結果は確定していないが、注目してポスト中間選挙の米国の動向を見守りたい。

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