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「FOMC予想通り、パウエル議長が少し歩み寄り、これも予想通り」

本日朝2/1のFOMCの結果が報道された。
大方の予想通り0.25%の利上げ、今後も利上げ継続するとの趣旨が発表された。
FRBの中心値は、あと2回0.25%の利上げを行って、ターミナルレイトは5.1%程度だが、国際金融スジはあと1回の利上げで打ち止めということでそのギャップはなお残存している。

しかし、会見要旨には、若干の国際金融スジへの歩み寄りが見られた。
インフレが収まり始めている、景気を落ち込ませ失業率を大きく上昇させることなくインフレ率2%に戻す道がある、等々である。

これを踏まえて、従来下落相場を取ることが多かったFOMC後の市場もかなり落ち着いているし、ナスダックなどは上げている。

また、あとのタカ派的発言は昨年末前回のFOMCまでと全く変わっていない。
今回は印象的なものもあるが、国際金融スジとFRBのギャップは相当縮まったとの印象が強い。
景気を落ち越せることなくインフレを落ち着かせることが出来る、との自信に満ちた発言もそうである。

次回FOMCあるいは、それまでに出て来る発言なども注目しなければならないが、おそらくこの線でFRBからの歩み寄りが少しづつ出て来て今年中にはほぼ認識レベルがあってくるというのが妥当なシナリオではないだろうか。



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