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「米雇用統計の大幅に予想を上回る雇用増 インフレ対応はまだ続く」

2/4の米雇用統計の発表は少しサプライズだった。
日経によれば、
「非農業部門の雇用者数が前月比51万7000人増と増加幅は前月(26万人)から拡大し、市場予想(18万7000人)も大きく上回った。」

ということで、これは予想をはるかに超える雇用増だ。
ロイターなども軒並み、驚きのニュースを流している。

そして、金利上昇の予想を受けて、原油まで値下がりしている。

早速と言ってはなんだけれど、今朝の為替は、大幅な円安になっている。3円以上の円安で132円台だ。

これらは、これまでインフレの継続を本コラムでも言ってきた通り、予想の範囲内であることは、読者の皆さんにはご承知のことと思う。
今回のインフレは、やはり賃金上昇が根深く本質に横たわっていることは間違いない。それは、欧州でも日本でも米国に引き続き立ち上がっていることが裏書きしているように思う。このことも既に既報した。

しかし、本当にこのことは世界経済や働く人々にとって非常に良いことである可能性が高い。
デフレ経済は、金融優位の経済で金持ちが益々豊かになる経済であることはトマピケティが言っていることである。
しかし、インフレ経済は、モノの復権であり、モノに関わることが相対的に多い、働く人々に付加価値の源泉が戻るということになるのではないかと私は思っている。
そのことについても再三、本コラムで述べさせていただいている。
(例えば以下の記事)

そういう意味で日本経済の先行きは明るいと思う。また投資に関しても日本バリュー株への仕込みによりリターンの確率は相対的に高いものとのこれまでの認識も変わっていないと思っている。

個人投資家の皆さんの健闘を祈ります。

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