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「米利上げは止まるわけではなさそう、6月利上げも有り」/ターミナルレート6%も可能性ありとの情勢に。為替円安昂進もあり、日本経済にとって良い方向

利上げ昂進のタカ派意見が多くなってきている

ここのところ、米欧において金融不安の方が少し下火になってきたせいもあるのだろう、粘着性のインフレを抑制する必要からFRB関係者の発言に利上げ昂進のタカ派意見が活発化してきています。

豊島逸夫氏コラムも元気

このあたりの現今の金融情勢については、やはり豊島逸夫氏のコラムがよく伝えてくれています。

利上げについては、タカ派に勢いが出て来ていること、また国際金融スジの代表とも言うべきJPモルガンのダイモン氏も利上げ覚悟を言っていることなどを引用し、もともとターミナルレイトの予想にFRBと市場でギャップのあったところがさらに利上げに動きそうなことを示唆しています。
また、為替については、この金融情勢の近々の変化に、為替ディーラーや投機スジが対応しつつあるための直近の140円の円安があるとしつつも、昨年末以来利上げ終息が見え始めたことから手仕舞いしていた為替投機スジが6月のFOMCによっては大きく動きそうであることを伝えています。そして、そのFOMCによっては150円の円安も十分あり得ることを伝えています。

為替円高、日本景気腰折れを予想していた国内の野村総研木内氏などの予想を大きく裏切る

私も本コラム中で再三批判してきましたが、今年の金融経済情勢を日本にとってネガティブな円高、景気腰折れなどと予想してきた野村総研木内氏らは完全に予想を裏切られた情勢となってきています。
そもそも、そういう人たちのことは信用してはいけませんが、あの程度の予想や分析で大金の給与を頂いているということがおかしいと思います、とかなり言い過ぎかもしれない批判をしておきます。

今後の金融経済

今後の金融経済ですが、これまで本欄で申し上げてきたことと変わりありません。
上記してきた近々の情勢はありますが、為替も150円とかいう円安にもなるかもしれませんが、昨年と同じく行き過ぎれば戻るのが相場です。しかし、以前に比べると円安である130円から140円程度の水準は定着してくるものと思います。これは構造的なものであり、日米の政策的な理由もあるからです。
その上で、為替円高が雇用の輸出という事態を招き日本経済の腰を折ってきた状況は構造的に変化しましたので、日本経済の中長期的見通しは明るいということです。金融的にも市場は中長期的に高値を追っていくだろうと思います。
この辺は、これまで述べてきた通りです。

以上、近々の金融情勢を踏まえて述べさせていただきました。

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