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「『経済財政白書』、日本はデフレ脱却の『チャンス』に、物価・賃金上昇で」

Bloombergの記事に、

経済財政白書を引用して、日本がデフレ脱却のチャンスだとのモノがあしました。

内容は、既に進んでいる情勢を追認して、物価と賃金が良い形で上昇してきている現状を挙げ、これが継続していく情勢の中で昨年より、今年、さらに来年物価と賃金の相乗作用が日本社会に定着していくことの期待を金融財政政策の行方と共に記しています。

これを支えるものがこれまで本コラムで述べてきた以下の二つのマクロトレンドです。

世界的インフレ、特に雇用環境の逼迫が情勢を作っている

この状況は、取りも直さずポストコロナの世界的インフレ、それと符牒をあわせて進む世界的雇用環境の逼迫が作っていると言えます。
雇用環境については、労働生産年齢人口の世界的減少によっていることはこのコラムでもたびたび記してきました。したがって、これは人口動態に依存するものですので、中長期的に変わらないトレンドであると言えます。

日本にとってももう一つの大きな要因=米中冷戦、経済安全保障

さらに本コラムで再三記してきたように、マクロな国際環境としての米中冷戦、日米欧の経済安全保障政策によって、これまでChinaへの投資とそこでの生産活動が過剰に行われ、日米欧とりわけ日本国内の経済の不調が誘起されてきたことが情勢として終わったということ、このことの非常に大きな意味が年年歳歳明らかになってきています。
このことが、日本のデフレ脱却を後押しし、金融経済をこれまでの30年のトレンドから脱却させる蓋然性を究めて高いものにしています。

日本のデフレ脱却、金融経済の復活への歩みは始まっている

まさに、デフレ脱却、金融経済復活への歩みが始まっていると言って過言ではありません。
日銀の辛抱強い緩和政策の継続と政府財政政策の積極性の継続、この二つが途切れることが無ければ、世界の情勢は日本を後押ししているということです。

このように日々のニュースにも日本復活の大構図の現れてきていることが見て取れます。

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