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「日経 黒木亮さん『仕事に集中すれば自然と資産はできる』 小説家」/仕事にはロマンと大義が必要、題名の資産形成の話/久しぶりで良い記事を読みました。

元バンカーの小説家、黒木亮さん

この黒木さんという人は、元バンカー(銀行員)でかなりやりてであったらしいのですが、現在はバンカー時代の経験を元に小説を書いている小説家だということです。

学生時代は、あのマラソンの瀬古利彦と箱根駅伝を走ったというスポーツマンで、その後スポーツには関わらずバンカーとして一流の仕事をしてきたということです。

仕事にはロマンと大義が必要

この言葉はいい言葉です。世の中には、立身出世と見栄だけのために、或いはそこまでいかなくてもそれを第一に生きている男が実際にはかなりいます。
私も、材料メーカーで2年、精密電機メーカーで34年サラリーマンをやってきましたが、そういう姿を幾人となく観てきました。
そういう意味で、「仕事にはロマンと大義が必要」ということを大きな声で言ってくれるのは、自分がやってきたことが報われるようで嬉しいものです。
仕事というものを、生きるに値するものであるとしたいのであれば、真剣に、そこにロマンと大義を持ってこざるを得ません。そういう環境や条件を仕事に付けていくのも、仕事です。
すくなくとも私も、他にも無数にいる仕事にロマンと大義を掲げて死に物狂いで取り組んできた人たちのハシクレです。
大きな声で言うわけではありませんが、その証跡も残してきたつもりです。

そういう無名の男と女たちによって、会社も日本も実質支えられているのです。

黒木さんも記事の中でその種のことを語ってくれています。
こういう人の小説は読む価値があると思います。

仕事に集中すれば自然と資産はできる

この言葉も真実をついています。
最近はこんなこと言うと批判を浴びるようになってきましたが、それは非常に残念です。

実際、ちまちまと資産形成のハウツー情報を探して、汲々として仕事もおろそかになるなどは、まさに愚の骨頂です。

「資産形成であくせくするとロマンを失うし、時間を無駄にすることにもなりかねません。それよりは仕事に集中した方がいいと思います。」
と黒木さんも最後を締めくくっています。
至言です。

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