徒然物語133 すっぽんビジネス

これからの時代はすっぽんだ!

連中は川で普通に泳いでる。

以外にハムとか垂らすと、簡単に釣れるんだよ!

捕まえたらしばらく泥抜きして~

きれいになったら…ふふっ。

バッサバッサ。

これが意外に高く売れるんだな。

原価はタダみたいなもの!

大量に捕まえて、一攫千金だ!


何を思ったのか同僚のKがいきなり話しかけてきた。

急にどうした!?

ノルマに追われ続けて、とうとう…心が…

などと一瞬憐れんだが、話を聞くとどうやらマジらしい。

「一緒にやらないか?」

自信満々の笑みと共にKが話しかけてきたが、さすがに人生を賭ける気にはならず、丁重にお断りした。


それから半年後。

Kは会社を辞めて、友人2人とすっぽんビジネスへと参入したらしい。

あれ以来Kとは一度も会っていないのだが…

某TVチャンネルですっぽんソングが流れてきて、不意に彼を思い出す。

うまくいっているんだろうか…

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