『コロナ禍』家族通信4

$その4 エクモによる治療!


≪8月15日(日)≫
【妻】19:40
大学病院から連絡ありました。
今から、緊急手術になりました。皮膚の下に空気が溜まってきたので、処置するそうです。
放置すると肺に負担がかかるとの事です
管を抜いたりするので、リスクがあるので、連絡したとの事です。
頑張ってと思いながらも、複雑な感じ。
医療従事者には、感謝です。
【長男】19:48
連絡ありがとうね
親父もがんばってもらわんとなー
【三男】19:48
オヤジがんばれ。まだ、会いたいし!
【次男】20:33
親父ファイト
【妻】20:51
今、無事に手術終わりました。
又、明日エクモの新しい回路にする手術するそうです。
いつまでエクモ使用できるのですかと聞いたら、宮城県ではまだ、期限はないと。
今、東京だと医療限界なので、50歳代以上のエクモの使用はないとの事です。宮城県で良かったです。
東京は、若い人優先らしい。
でも宮城県も今後はわかりません。とりあえず、今日は大丈夫
みんなありがとうね。
【長男】20;59
とりあえず、無事おわってよかったよ
【三男】21:08
報告ありがとうね!みんなで一緒に頑張ろう!!
【次男】21:20
無事終わって、良かった。
明日も頑張ってくれ
 
後日大学病院から送って来た、診療明細書(入院・保険・協けん・感染症 8月6~30日・A4用紙24枚分)によると、多量の投薬と人工心肺回路等の使用が、私の身体になされたようです。
 
≪8月18日(水)≫
【妻】9:38
父は今から、造影CT検査するとの事です。
血圧が高くなってきているので、原因調べるらしい。
どこからか出血かもしれないとか
この検査を元に、今後の治療方針を決めましょうと。
又、連絡します。
おまかせするしかないですね。
【長男】9:39
承知です
【三男】9:40
わかりました。良くなるよう願います。
【次男】9:59
オッケー
【妻】10:50
足の太ももに入れているエクモの管の近くの血管から出血していて、血圧が下がっている状態だそうです。今から、カテーテル手術みたいです。
で、反対の足からカテーテルを入れて修復するみたいな。
ただ、お医者さんは、リスクの説明をするので、今後、足に影響がでるかもとか、造影剤は腎臓に負担をかけるので透析の可能性とか!
この手術をしないともうダメみたいだし、とりあえずお願いしますと、返事しましたが、おまかせするしかないないのですが、だんだん厳しい状況だな。何がベストなのだろう?
【長男】11:54
そうだね、何がベストなのか?
お母さんだけで判断するのも大変だと思うわ
この手術が終わって結果が分かったら家族間同時でLINE会議しようか。
 
*15時から母親・息子3人のグループ通話によるLINE会議
 
≪8月20日(金)≫
【妻】14:56
病院より
何とか、安定しているので、今から、エクモを抜いて、自前の肺で呼吸させるようにしますと! このままエクモを使用すると合併症のリスクがあるので・・・
ただし、抜いても、呼吸困難の場合、再度エクモの使用は難しいらしい。
又、コロナになって治療中に脳梗塞なっていると。
リハビリ必要と。
次から次に問題がある!もう手術しているので、また報告します。
【次男】15:12
いよいよエクモが。正念場だ。
【三男】15:16
次の段階に進むのだね。応援して待っています。
【妻】19:42
エクモは、無事に外れたみたいです。
でも、自前の肺は低下しているので、どんどん酸素が必要です。今まで口から管を入れて酸素を取り込んでいたが、今度は気管切開してそこから管を入れるとの事です。
口からだと肺炎のリスクがあり、気管の方が良いとの。
で、もう会話が出来ないのですかと聞いたら、リハビリで戻ると、週明けに手術しますと。
何も手立てがないのも辛いが、次から次に治療なのか延命なのか?
まあ忙しいICUで、無駄な手術をするわけないしね。ベストな治療なのかな?
複雑です。 とりあえず安定していますとの事です!
みんなありがとうね。 
【三男】19:49
教えてくれて、ありがとうね。
今の時期に医者は無駄な事をしないと思うから、そこは大丈夫だと思うよ!!
オヤジも一つずつ生きるために、進んでいるはずだと思うから。オレは応援するよ!!
そのあと大変になると思うけど、そこは家族でカバーするからさ!
一日一日頑張りましょう!とりあえずお母さんは運動してね!!
【次男】19:51
オッケー、医療の可能性と親父の生命力頼みになるが・・・!
お母さんはちゃんと寝てください。
【長男】19:55
連絡ありがとう。
オヤジ様にがんばってもらい、お母さんは休める時にやすんでね。
 
*8月21日 グループ通話にて家族【妻と息子達】会議
 
その頃私は夢の中で、とても大きな仏像と対峙していました。カラフルな小さな仏像が幾百千萬も積み重なって、大きな仏様になっているのです。私はその仏像に向かって正直に自分のしてきたことを話し、仏の許しを受けなくてはならないと言う状況です。これは何なのだろう?
私の身体は空中を漂いながら仏の顔の前まで登っていきます。
仏様が「おまえは何者だ。こんなになっても、まだ生きたいか?もし生きる事が出来たら、お前はこれからどう生きる!」と聴きます。
小さな声で囁くように、でもハッキリ聞こえる、通る声です。
しかし私は、それに対して明確に答える事ができません。声が出ないのです。

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