いにです。ゆるゆると。 自分のこと、周りのこと、知りたいこと。

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仁です

初めまして。 仁(いに) です。 頭の中を整理するためにnoteを始めました。 最近になって、中身が詰まってると思っていた自分が、実は空っぽだったことに気付きました。 正確には、空っぽなことに気付きたくなくてずっと見て見ぬフリをしていたけれど、斜めくらいから向き合い始めることができました。(正面から向き合う勇気はまだないです。) ここには、どうにかこうにか かき集めて、抱きしめて、ぎゅっと固めて並べたものたちを置いています。 余白の美しさも愛しているけど、 空っぽが

    • 待つことのお話①

      つい先日、友達が言った。 「待つ時間があることで、その後に達成される行為の幸福度を増大させるのではないか」 もっと難しいことも言っていた。 祈ることは待つことだ。世界宗教で考えると、祈るタイミングは、朝起きた後、ご飯を食べる、夜眠る前など、人間の生理的な欲求を達成する前にくる。 それって、当たり前を当たり前でなくすための仕組みで、幸福を幸福と感じることができるようになってるんじゃないか。 みたいな。 たとえば、ご飯を食べる前に「いただきます」と言うと、ご飯を食べられるあ

      • 研究を始めたら恋人が消滅したお話④

        ステージに立ったはいいけれど、歌詞は飛び、音は外し、とても申し訳ないことになってしまった。 組んでくれたみんなごめん。 別れたというのに、私たちはしばらく同じ家に住み続けた。 気まずくて、友達の家に逃げることが増えた。 朝方に帰って、すぐに大学に行くようにした。 元・恋人はすごく寂しそうだった。 でも、振ったのは貴方だから。 帰省していた1週間、全く連絡くれなかったのも貴方だから。 私の最後の歩み寄りを無碍にしたのも貴方だから。 あれから随分時間が経った。 時間が解決し

        • 断捨離をするお話

          深夜23時23分、断捨離をすることにした。 手始めは冬服だった。 この冬1回も登場しなかった服たちを、スッパリと手放すのだ。 そう決めてクローゼットとチェストを開け、軽く掃除機をかけたカーペットの上に冬服たちを並べていく。 別段意識したことはなかったが、私は服が好きなんだと思う。 床に並んだ服の量がそれを物語ってる気がした。 総数は、アウター4着、カーディガン5着、セーター3着、パーカー2着、あとはインナーにしている黒いハイネックのセーターが3着と、色違いのが2着。パ

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        仁です

          「理論」のお話

          「理論とは、世界を理解するのに役立つ概念間の関係を抽象的に表したものである」 私の好きな言葉です。 恋人を消滅させて研究を始めて以来、理論とか定義とかフレームとか課題とか概念とか、それこそ研究とか、いままでふんわりとしか理解(これもだ)できてなかった言葉が、私の周りを飛び交いはじめました。 これはなんのことだ 何を問われているんだ 何を求められているんだ 考えるたびに言葉の輪郭が崩れてはまた作られて、これまで自分がどれだけ不正確な言葉をつかっていたかを突きつけられてい

          「理論」のお話

          研究を始めたら恋人が消滅したお話③

          さて、骨なしチキン野郎がどうなったのか。 結論から言うと、別れました。 しかもとても呆気なく。 別れることが決まった日は、私は2時間後にライブ(出演側)、元恋人は1時間後に新幹線に乗って帰省、というタイミングが悪すぎる日でした。 前々日の夜、恋人は合コンを主催し開催していました。 意味がわかりません。 もう別れてたっけ?と思って尋ねても、「別れてないよ」と言われるだけ。 事実は小説よりも奇なり。 なんのつもりで生きているのかわからない恋人に剛を煮やし、「付き合う

          研究を始めたら恋人が消滅したお話③

          言葉選びのお話

          先日、尊敬している大好きな先輩と、2時間ほど電車に揺られる時間がありました。 いつも話が(というか感性とかフィーリング?)が合う人で、今日はなんの話をしようかとワクワクしていました。 本日の議題は「言葉の使い方」 例えば、「気を"使う"」「"永遠"と」「代替"だいがえ"」「う"る"覚え」「…」とか。 上記は全て誤用であり、正しくは「気を遣う」「延々と」「代替(だいたい)」「うろ覚え」「……」です。 正しいものがあるのに、正しくない方を選ぶという「言葉選び」が下手な人

          言葉選びのお話

          研究を始めたら恋人が消滅したお話②

          そんなこんなで恋人は消えました。 しかし正確にはまだ完全消滅していません。 私たちはまだ別れていないのです。 私の中で恋人は消えました。でも「恋人契約」を解消してはないのです。 なぜ別れていないかのお話の前に、「研究と俺どっちが大事なの?」についてもう少し。 天秤の両翼 研究を始める前の私は、普通の大学生でした。 単位は取れればOKで、毎日バイト三昧。コロナ禍真っ只中というご時世とも相まって、ほとんどをバイト先か家で過ごしていました。 朝はゆっくり起き、朝ごはん

          研究を始めたら恋人が消滅したお話②

          研究を始めたら恋人が消滅したお話①

          題名の通りです。 恋人とは1年半前に出会い、交際後半年で同棲をスタートさせました。 目に入れても痛くない!ずっと一緒にいたい! 3ヶ月ほど前までは、共感性羞恥必至のラブラブぶりでした。 しかし。 私はゼミ活動の一環で研究を始めました。 (内容は割愛します。) 研究と俺、どっちが大事なの? つまるところ、こういうこと。 本来であれば同じ土俵にあげて論じるべきではない議論、そして恋人間の永遠の議題…… 恋人と研究が、真正面からぶつかった瞬間でした。 本当は馬鹿正直

          研究を始めたら恋人が消滅したお話①

          オタクによる「推し」概念のお話

          はじめまして。仁です。いに、と読みます。 推しとオタクと好きのお話。 昨今急速に広まった「推し」文化。 おしゃれをし、缶バッジを集め、アクリルスタンドを買い、写真を撮り、フレームをデコり(デコる、って死語なのかな。)、そしてイベントに「参戦」する。 みんながやってて、推しを推すことに違和感がなくて、白い目で見られることもなくて。 ほんの6年前くらいまでは、アイドル好き、アニメ好きは「ドルオタ」「アニオタ」と呼ばれ、教室の隅っこにしか居場所がありませんでした。グッズを持っ

          オタクによる「推し」概念のお話