桜弥

銀色の匙 に 映る 君の横顔 薄い瞼に雲母の鱗が 見えて 幽玄 愛と…

桜弥

銀色の匙 に 映る 君の横顔 薄い瞼に雲母の鱗が 見えて 幽玄 愛と死を見つめて書く叙情の詩

最近の記事

音楽的な詩を目指しているつもり。笑🤣 どメンヘラでいいと思った。 なりふり構わないのですいません。

    • isolde 4

      ___デクレアシオン(脱・創造宣言) 膝から崩れ落ちてさめざめと泣いた夜がありましたとさ。 小刻みに常に歩みを止めようとする通奏低音が耳朶にぶら下がっていた。 そんな時に彼女の体は昨夕死んだ。 すべての体は死ぬ。冷徹に論理的。すべての体は死ぬ。だから何? 論理はナンセンスに、 不条理に、狂気にさえ変わる 「白鳥」では、まったく役に立たない 「白鳥」の彼女を見ておくれ。 彼女のすべての細胞が熱と命を吹き込み、 すべての細胞が喜びと喜びを分かち合い、 彼女の四肢すべてか

      • isolde 3

        ___Fühlt und seht ihr's nicht? 何処だろう 心から零れ落ちた ダイヤモンドよりも尊い涙が流れている 雫が伝える 僕らの歴史は 限りなく哀しくやるせなく 収束不能 幼い少女の亜麻色の髪 揺らしているのは君 遊ばせた柔らかな金色の毛先が奏でる 無限のカノン 柔らかく 愛おしげに 誰? 非難の嵐とはかけ離れた 果てしない許しと慈悲の温かな雨 幼さは神の偉大さ 盲た灰色の眸、一心に見開いて いつか君と駆け落ちる 雫は告

        • isolde 2

          ___伝承異本 それでは潰える事もある かのベネツィアのように 永遠とは結局罪罰へと流される謀 岸辺は夥しい血でぬかるんでいる ああ 我が王は口を奪われていた 地を這うように芸術を乞う まるで物乞いであるかのように 詩の下僕と音楽を愛する狂王の静かな共作 あるいは完全犯罪 試行は現代も続いているのだ それが詩人の神話だと伝えられている この世ならざる恍惚は 決して満たされない憧れを知ればこそ 地響きに耳をそばだてる 虫を毛嫌いしても遅い そもそも人の居場所ではな

        音楽的な詩を目指しているつもり。笑🤣 どメンヘラでいいと思った。 なりふり構わないのですいません。

          isolde 1

          ___saison du vent 暗闇に咲く一条の毒牙に支えられていた赫の花 次第に膨れあがる 魅惑と 叡智 それは、心の傷の感傷もお節介な脳の介在も無い 果てしなく寛いだ存在が僕の中でこじ開けてくる 叫び 無常の悦びと 極まった歓喜が 更に高まってゆく ある「気付き」 ドームの屋根は吹き飛んだ 吸収するのに精一杯だ 無我夢中で飲み込む ともすると溺れがちな哀しみに引っ張られてしまうけれど 小鳥たちが救助しに小さな羽をばたつかせて駆けつけてくる それ程重大な

          自己紹介

          ひたすら没頭していたい 影は限りなく薄く 不幸そうで 不器用な 男でも女でもない 無国籍の風来坊のように 漢字と感情をモザイクのように組み合わせて キュビズムの絵を描く 余りにも未来感があって誰にも理解されないのが難点 秘密しかありません (笑) 総て、創作で 誰かをおもって書いていません(念の為) 以上。よろしくです。

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