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欲しいものを買うだけ

4月17日から5日間、東京丸の内で開催されている生活の楽しみ展。

たまたま予定が空き、足を運ぶことができた。
ぶらっと回って帰るつもりだったけれど、目に留まった一つのブースがある。

そこはポーチを販売しているブースで、色とりどりにデザインされた3種類の大きさのポーチが、所狭しと並べられていた。

ポーチと言えば、女性が使う化粧品ポーチを最初にイメージするせいか、男性が使うものではないという認識があった。そのブースを見ているお客さんの中で、男性は自分だけだった。

けれど不思議なことに、一目見た瞬間に買うことを決めた自分がいる。
一目惚れってやつなのか、衝動買いと呼ぶ方が正しいのか。

純粋に心から「欲しい」と思った。

ほぼ日って不思議だ。
売ってる物とか商品も、全然珍しいものでもなんでもないのに、手元に置いておきたくなるものが多い。
どうしてだろう。

手帳もほぼ日のものを使っている。
今年初めて使い始めたけれど、来年も同じものを買うと思う。
それくらい気に入っている。

そういえばこのほぼ日手帳も、去年の暮れにたまたま入ったロフトでたまたま目について、気が付けばレジでお金を払っていたなあ。

多分だけど
デザインとか、値段とか、オシャレだとか、そんなことよりも

「使い方が鮮明にイメージできる」のが理由かなと思った。

そのブースも、ポーチが生活を確実に彩ってくれると思わず信じてしまうような、多種多様な使い方がめちゃくちゃ丁寧に紹介されている。
ポップアップも写真も、これ以上ないくらい商品に華を添えている。

単に「映え」だけを狙った写真だけではここまで人を惹きつけられない。
思わず自分も真似したくなるような魅力が滲み出ていた。

その魅力は少なくとも「ポーチは女性が使うもの」と思っていた私のちっぽけな価値観を軽く吹き飛ばすくらいの力があった。

よく考えてみれば、アレどこ置いたっけ〜? な状態をなくしてくれるポーチはめちゃくちゃ便利なものに違いないのに、どうして女性が使うものというイメージが浸透しているのか。そこも不思議。

それと合わせて去年、あまりの猛暑に日傘を買おうとしたけれど、結局「なんとなく」買わなかったのを思い出した。今思えば、そのなんとなくの正体は「男が日傘指してると変」みたいな、何の根拠もないしょーもない価値観だった。

暑いものは何したって暑いし、そんなことで命を危険に晒すのは非常にアホらしいので、今年の夏は躊躇せずに日傘を買いたい。

何だか、男女間に浸透している時代的規範とか価値観って、風呂場のカビみたいに簡単には落ちないものかと思っていたけれど、案外簡単なことでひっくり返せるのかもしれないと思った。きっかけさえあれば。

令和ももうすぐやってくるし、これからの足枷になるような古い考えは平成に置いて置きたいなあと思った有給休み。

ポーチに何入れようかな。ワクワク。頑張って使いこなそ〜

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