M1準々決勝動画全部観て変にあてられた話

ふとした思い付きでM1準々決勝の公開89組分のネタを全部観た。今振り返ると、軽い気持ちでやるものではなかったと思うが、行動を悔いても結果も感情も変わるものではないのでひとまずその点は直視せずに本題に移れたらいいなって日の出を見ながら勝手に思った。リストの上から順番に見ていったが正直ほとんど面白いというか、ずっと滑ってる人が文字通り一組もいない。絶対にどこかでウケてる箇所がみんなある。そりゃ、好みの差とかで自分にはピンとこないものとかは有ったりもするけど、そのネタも会場では笑い声が聞こえる、例外なく全ての組がそうだった、準々決勝ということもあって会場の人が増えている分、笑い声の平均量も増えているのだろう。3回戦までのザルでふるい落とされずにしがみついている、その為に必要な技量、構成、ウケるための工夫をし続けた人たちがここに集っているという事が深く感じられた、この一文、滅茶苦茶浅いな。このコンビ面白かったな、準決行ったかな?と思い公式サイトにコンビ名を入れてみると、残念ながらその組は落ちていた。一組、二組、三組…おかしい、ここまで面白かったし会場でウケている声が聞こえてくるのに落ちている?制限時間が過ぎているわけでもないのに?意味が解らない…というより理解を頭が拒む。ここまで高いレベルを感じる人たちが…というか…もしかして…全部…?そう思い確認をとると、準々決勝のネタは敗退したコンビのものしか公開されていなかった。自分が観ているもの全てが、準決勝に届かなかった。その事実を己に受け入れることがとても難しかった。ここまで自分の中では非の打ち所がない用に映る動画群が全て次のステージには足りないといわれているようで、じゃあそこにたどり着いたものと一体何が違うのか、解説してほしくすらあった。解説はなかった、当然ではあるが。当日の会場にいない以上、上に行ったコンビがどれだけウケていたかを知る術もない。しかし、一番あり得るものは想定はできる、このコンビたちが今見た動画のコンビたちよりも笑いの総量が上だったから勝った、ただそれだけなのかもしれない、と。そういう意味では激戦なのだろうなと。同じ会場でネタのジャンルが被ったり、キャラクター属性が被ったりというのもあるかもしれないが、そのコンビがラストイヤーかどうかも関係なくただシンプルによりウケたもの順に上がっていっただけなんだろうな。えげつないし笑えない。じゃあ今見た人たちより受けた人たちのネタってどこで観れるんだよって思ったら12/18(日)に午後2:55から生放送で敗者復活戦として観られるらしい。阪神11Rと時間被るコンビ出るから正直1時間ずらしてくれた方がありがたいなって思っちゃったけど、一組4分だと仮定して18組のネタプラス最終審査の時間考えたら1時間半ぐらい枠取るだろうし1時間ずれたところで水星の魔女あんじゃんってなっちゃったからどっちにしてもなんだなってなるね。観ようとは思いました。

マヂカルラブリーのANN012/01放送18分ごろでも言及されていたが、テレビだなっていう点で視聴率のために上がっていった枠みたいなのもあったのかなっていうのが今はもうなくなった、ショー要素が排されていったという面もあるのかもしれない、その先がより過酷な椅子取りゲームになっているようで素直に観られない自分もいるが。ファイナリストの面子の例えが「新宿バティオス(キャパ100人程度のライブ会場)のいい時のライブじゃん」なのは面白いと思った。知名度は重要視されてないのが明らかという意味合いの文脈として受け取ったが合っているかは定かじゃない。
ちなみに今回の準々決勝動画で笑ったコンビは89組中43組でした、ゲラかな?


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