状況判断②解答と③

状況をおさらいしましょう

東発
親30000点
南家30000点
自分西家30000点

親リーチと南家リーチの2件に挟まれている状況で8巡目。手牌はタンヤオドラドラのリャンメンテンパイし追いついた。切る牌は2人に無筋の牌。

追っかけリーチ?ダマで押す?オリる?

でした。私の回答はオリるです。

無筋の牌と言うと9sか5pかとではまた危険度も違いますが今回は大まかな場面を判断した上でどうするかを認識してもらえたらいいなと思います。まず自分が2件に無筋の牌を切ることはマイナスな行動になりますね。その瞬間だけは不利ですからね。ただしアガれた時にそのマイナスを回収できる手牌や不利を上回る手牌価値があるなら切ったほうがいいとなります。切った無筋の牌が刺さって失う失点率を回収できるほどの手牌かどうかということです。

まずは切った無筋の牌が放銃になる。これはただのマイナスですね。しかし通った場合ここからやっと33%のめくりあいです。通してやっと互角、さらに33%を引ければマンガンです。

全員の手牌がマンガンとするのであれば1つ押す分だけマイナスになりますね。ルールに依存する部分もありますが赤二枚ずつでフリー麻雀のチップが発生するルールだと2件に対して押すことは見合ってないかなと思います。

では追っかけリーチが見合う条件はどのようなものでしょうか。

チップ対象が2枚あるマンガンテンパイ
ハネマン以上のテンパイ
自分が親番でのマンガンテンパイ
待ちが4面チャン以上のマンガンテンパイ

これならば1枚押すことのマイナスを回収できるかなと思います。

一件リーチであれば相手が親だろうが子供だろうが今回の話は関係ありません。鉄リーチです。ただし2件リーチの場合は横移動の可能性が50%あるので失点率も50%になります。なのにわざわざ危険牌を切ってダブロンになるリスクをとることや打点1.5倍の親相手に放銃するリスクをとる必要さを感じません。

ではこんな状況ならどうでしょうか?
切りたい牌が安牌の場合
切りたい牌が親の安牌で子供には危険牌

私のオススメはダマテンでその牌を切って危険牌を持ってきた時にオリるです。

切りたい牌が安牌であれば放銃リスク0で危険牌をつまむまでアガり抽選を受けられます。これは危険牌をつまむまでは無敵の時間です。この間は自分の期待値が高い時間です。

切りたい牌が親の安牌で子供に危険であれば1番悪い結果である親のアガりを発生させることだけは絶対ありません。つまりリスクは小さいですね。そこからは上記と同じで危険牌をつまむまでは無敵の時間です。

私の記事を観ていただいてる方はご存知かもしれませんがサンマの親は偉大です。親を蹴っ飛ばすことができるのであれば多少のリスクはとってもいいのかなと思います。

今回の話はルールに依存しやすい問題でした。あまりいい問題ではなかったですね…

第3問
30000点持ち赤2枚ずつイーハンありあり
順位ウマ2着0、3着-20

オーラス
自分親番36000点
南家25000点
西家29000点

5巡目に門前で発ドラ3のリャンメンテンパイ。

無難にダマ?それとも先制リーチ?

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