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IdeaPad Flex560i Chromebookについて知っているいくつかのこと

先日、魔が差して「IdeaPad Flex 560i Chromebook(82M70025JP)」を買ってみた。(定価の半額くらいだったんで…)
ボクにとってはじめての純正Chromebookだ。
(メイン環境はMacとWindowsのデスクトップ。Chromebookはあくまでサブ機扱い)

購入前に詳しく調べてみようと検索するも、全然情報が出てこない…
メーカーHPには詳しいスペック表もないし、価格コムを見ると口コミはなく、レビュー数も2しかなく酷い評価が幅を効かせている。


そのため購入までに少し躊躇したので、ボクが本機を触って感じた事などを連ねてみようと思う。(まだPCが届いて数日なので、認識間違いがあるかもしれないし、気づいたことは順次追記する)

追記:ユーザー登録の際にメーカーの取り扱い説明書を見つけた。細かい仕様なども書かれている。この説明書が機種名で検索しても出てこない…


購入前に惹かれたポイント

1.ChromebookにしてはCPUがパワフルで、記録容量も256GBある。
2.Androidアプリが使えるなら家電の制御もWindowsやMacよりしやすそう。
3.バッテリーも10時間持つらしい

ざっくり書くとこの3点だろうか。


使って感じたことなど

1.CPUとか

Core i5 1135G7(Tiger Lake)はベンチマーク的にはQualcomm Snapdragon 8 Gen 2と同等の数値が出ている。

世代もプロセスノードも違うので同じ使い勝手とは言えないだろうが、5万程度のノートPCで最新スマホ(10万円超え)と同じくらいのCPU性能ならまぁお得なんじゃないか?そんなことを考えていた。
 

★実際のとこ

特に重い作業をしているわけでもないのに発熱し、ファンが回ることが多い。今、冬なのに… うるさいってほどではないけど、無音ではない。
作業の使用感としては悪くない。
まだ重いゲームは試していないが、「崩壊:スターレイル」くらいなら問題なく動く。しかし、スマホ用に作られたアプリなのでスマホの方がやりやすい。
記憶容量は1TBくらい欲しいところではあるが、Chromebookとしては256GBでも多いほう。

なお、セットアップ直後でもシステムで46GBほど使っている。
基本的なアプリをインストールしただけで、合計50GBほど使っている。
残りの容量は200GB程度。
SSDは換装できそうな気配もある。現時点ボクはそこまでしないつもりだが。

↑はWindows仕様のPC(型番違い)ではあるけれど、おそらくハード的には同じだろう。



☆自分でベンチマークを取ってみた。
Geekbench6 - CPU


Geekbench6 - GPU

この数値だけ見るとQualcomm Snapdragon 8 Gen 2より良い数字を出している。
が、残念なことにChromeBookの特性なのか、ゲームはインストールできても途中で止まってしまい、その性能を活かせる機会は少なそう。
ちなみに原神はインストール後のデータダウンロード&検証で止まってしまった。


2.Androidアプリについて

純正ChromebookならAndroidアプリが使える!
Androidアプリには家電や照明を制御するアプリがたくさんある。気軽に遊ぶゲームもたくさんある。ブラウジング中にわざわざスマホを触らずともそれらを制御できるのではないか?と思ったわけだ。

★実際のとこ

非対応アプリも多く、中でも制御系アプリは非対応のものがけっこうあるので注意が必要。Alexaアプリも非対応。
まあGoogleアシスタントを使えよってことなのかな。ここらへんの使い方はもう少し実験が必要。

 
 

3.バッテリーについて

公称10時間持つそうだが…
普通に使っていたらそんなに持つとは思えない。
バッテリーが80%以上残っているのに、残り起動時間が時々2時間切っていたりしてヒヤヒヤする。

バッテリーと残り時間(開封から2日目)


一切作業をしなければ10時間くらいは持つのかもしれないが、それでは意味がない。
休日にでも耐久ブラウジングでもしてバッテリーの持ちを確かめてみようと思う。
バッテリーの持ちが10時間と2時間では使い方が大違いだからだ。
  

★実際のとこ

試してみた。バッテリーの持ちは普通に使っていて6〜7時間程度だろうか。購入直後でこの持ちだから充電器無しで外に持ち出して使うのにはあまり適していないかな。
充電に関してはPD対応対応USB充電器で充電すると2時間程度で満充電になる。

その他気づいた点
 

・付属の充電器は今となっては邪魔なサイズ。
そこそこワット数のあるUSB充電器なら充電できるので、ゴツくて使い勝手の悪い専用充電器を使う必要はないかな… 
付属充電器の出力は45W。手持ちのUSB充電器(65W、90W)を使った場合も充電速度は変わらない。実際の充電ワット数は起動中でMAXで30Wくらいかな。
 

・USB-CはDP Altモードに対応している。
モバイルモニターなどはUSB-Cで接続できる。モバイルモニターなら別途電源を用意しなくてもUSB-Cをつなげばおそらく起動できる。
  

・BluetoothオーディオのコーデックはSBC
これはいただけない。LDACとはいわずともaptXくらいは対応して欲しかった。なにか設定を変えると対応したりするかな?
  

・ファンがすぐ回る
ブラウジングしている程度で本体が発熱しファンがまわる。
そんなに大きな音ではないとはいえ、静音性を求める人には勧めがたい。
  

・Androidタブレットとの違い
Androidアプリをメインで使うなら、やはりAndroidタブレットのほうが良さそうな印象がある。ざっくり書くとAndroidタブレットのほうが動作関連で小回りは効きそう。
しかし、ChromebookはChromeに拡張機能をインストールできるのは利点かな。あとLinuxも使えるそうなので、そういう用途には使いやすいのだと思う。

 
・電子書籍の雑誌や漫画を読むのに適している
漫画や雑誌を見開きで表示した際に手元で見るにはちょうどいいサイズ。ページめくりももたつかないので書籍ビュワーとして使うのにちょうどいいかな。


ひとまず気づいた点はこんなところ。
打鍵感は悪くないけど、このキーボードに慣れていないのでまだミスタッチが多い。誤字などあれば見逃してください。

現時点の満足度としては10段階評価で7くらい。

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