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Suomi Aruga

スキ

私の周りには、スキが溢れてるなぁって。

日常で、「すきいいいいい」ってなることがとても多い。
それがなんでかなーと思ったら、周りにスキばかりあることに気が付いた。
丸一日ずっと気分が良いわけではないけど、そのタイミングはたいていあるなぁ。

ふとそんなことを振り返ったきっかけは、今日の森林実習。

実習がとても好き。

行ったことのないフィールドに行って、そこの植生とか生えてる植物を観察する。知らないことに溢れてて、ワクワクが止まらないーーー
今日知った樹木は、シャリンバイ、トベラ、エノキ、ハゼノキ、ニセアカシア、ネズミモチ、センダン、ウバメガシ。
シャリンバイとトベラは裏の模様が似てて一見分からないんだけど、シャリンバイは葉に鋸歯がある。トベラは葉が少し丸まってて、縁はつるっとしてる。花は全然違う。海岸林にはこの二つのどちらかがよく生えていて、どっちかって言っておけばはずれなし。
ハゼノキは意外にもよく見てたやつで、これは顔に当たると簡単にかぶれるらしい。ニセアカシアはマメ科の樹木で、昔砂地に栄養を入れるために植えられたんだとか。かなり鋭い棘があって、ゴム長は余裕で貫通する。落枝は危ない。
ネズミモチは、実がネズミの糞に似てるらしい。画像検索したけどあんまりわからなかった。
ウバメガシは高木性樹木だけど、今日見たのは低木だった。今の高木層がなくなれば次の高木になる。備長炭に使われる樹木。

木じゃない植物は、コバンソウとツルウメモドキ。
コバンソウは山陰地方に繁茂する草本で、大量にある。でも、徳島では見たことなかった。友達に当然のように「コバンソウだよ~」て言われて驚いた。
ツルウメモドキは、葉っぱが梅に似ている。

出会った虫は、ウメエダシャクと、クモと、なんとかゴキブリ。
ウメエダシャクは飛ぶのが苦手で、ふわふわと幻想的に舞って、ふっとどこかにとまる。今日は私の傘の内側にとまってくれて、一緒に講義受けた。翅が白黒で薄くて綺麗だった。
なんとかゴキブリは班の昆虫に詳しい人が朽ちた木で見つけてた。黒くて綺麗だった。
その人が教えてくれたキアシドクガはこの時期に大繁殖する我で、成虫は翅が真っ白で、幻想的に舞ってて、これもすごく綺麗。でも、一日でこの時期の木を丸裸にする威力を持つらしく、木を持つ人にとっては敵。名前倒しで、ほとんどの個体に毒はないらしい。飛ぶのが下手。

Y教授。

講義後にY教授と一時間くらい話していたんだけど、とても良いお話が聞けた。そして、多分その教授とはめちゃくちゃ気があう。気が付いたらみんな帰ってて、私ともう一人の二人しか残ってなかった。
分野一本でやっていたら確かに強いけど、そういう人はまだいる。分野一本+αっていう人がいないから、そういう人はめちゃくちゃ強いんだとか。
やりたい分野とは別の研究をしてからやりたい分野で働くと、多面的にその分野に向き合うことができて、結果的に良いらしい。
私今、複数の分野股にかけてるから最強かも。
Y教授の言葉でとても共感したのは、「転んでもただで起きない心意気」転んだ時にそのまま起きるのではなく、何か掴んでから起きてやろう、という意思。そうすると、転んだってなにも怖くないさ。むしろそれが楽しめるようになるさ、と言われた。めちゃわかる。
どんな状況でも楽しんでやっていける人は、どの分野に行ってもやっていけると言われた。自信ついた。

帰路では、ずっとちゃんと話したことなかった専攻似てる人と話せた。なんで選んだのかとか、大学生活の話とかできて楽しかった。

ここまでノンストップで書いた。
そう、それで、教授とたまに聞ける機会がとても楽しくて、いればいるほど今のコースでよかったなぁと思ってる。こんなに幸せなことってあるだろうか。
ちなみにこの前にちゃんと話した教授は動物分類学のK教授で、ワラジムシとサソリモドキの種分化の研究をされていて、今研究室にサソリモドキがいるということで、訪問。サソリモドキは可愛かった。でもあれが家でゴキブリと同じノリで出てこられたら結構怖い。

氷山の一角?スキの一角。

これは私のスキの一角だけど、こんな感じで、私が足を入れてるコミュニティで好きじゃないところはない。学科も、部活も、バイト先も、他の団体も、全部好き。だから全部語れる。
これってすごいことなんじゃないかな、と思ったりする。
N高とかほんとに語れるな。農学もそのくらい。
エブリデイたのしーーーーーーーーーーーです。


ものすごく衝動で書いてます、これ。
でも、たまにFBとかインスタとかを遡ると過去の自分面白エってなるから、未来の自分を楽しませるためにもこういう文章で残していきたいなあって思ったり。

多分、こうやって自覚してやろうかなぁとか言ってるから、続かない。次いつ書くかはほんまに謎やでぇ。

ほな。

2021/06/04 Suomi


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