日常が日常じゃなくなる瞬間
今日、私は日常をひとつ手放した。
「日常」ほど大きな存在はない。
いつもそこにあるもの。何もしなければ崩れないルーティン。気持ちが乗らなくても必ず訪れる定刻。
それが、明日からは、ない。同じものはこれからももう、訪れない。
日常を手放す瞬間ほど不安になる時はない。
いつもカレンダーの決まった時間に存在していたお決まりの枠が、明日からは、ない。その時間がぽっかり空いている。心もぽっかり空いちゃうみたいだ。
心のどこかがざわざわする。
起床のプレッシャーを感じながら眠りにつ