ワクチン1回目レポ(モデルナ)

 2021年9月28日17:00にモデルナのワクチン1回目を接種した。忘備録的に記録を残し、2回目に繋げていこうと思う。そもそも予約がなかなか取れなかったのだが、9月に入ってかなり取れるようになったので5日ごろに予約した。一応、すべての仕事がこの日までに終わっている動きで日時を決めた。

 前日は筋トレや飲酒をせず早めに寝た。熱が出た時のためにレトルト食品やゼリー飲料も買い込み、ポカリと水枕、ロキソニンを用意した。あと、ビタミンCとプロテインを摂りまくった。

 会場は駅近くのホテル。案内板に「↑」と「←」の二つの矢印があり迷いそうになったが、空を見上げたらホテルの看板があり、何とか15分前に会場に辿り着けた。

 体温をチェックし、アルコール消毒をして入場。36度だった。その後、エレベーターで上階に昇り、列に並んで諸々の書類をチェックする。大学生らしき男性、高校生か大学生くらいの息子二人を連れた中年の父親、30代くらいの女性、中年の夫婦、メガネの素敵な老婦人など、あらゆる層の人間がホテルの一室に間隔をあけて並んでいた。大人たちは無表情だったが、子どもたちはワクワクしている感じだった。

 それにしても、こんなにすべての種類の人間が無機質な部屋で静かに列を作っているというのは奇妙な感じだ。なんだかSF映画『リベリオン』の通勤風景を思い出した。日本全国でこんな光景が見られるのだと思うと、未来っぽくてちょっと面白い。もっと大きな会場だとまた別なのかもしれないけれど。

 チェック後はお医者さんの診断を受けて、いよいよ3列ほどに分かれてどんどん注射していく。家族はみんなでまとまって受けられるみたいだ。肩を出しやすい服と言われていたのでオーバーサイズのシャツで行ったが、意外とみんな長袖だったりワイシャツだったりと適当な格好だった。

 注射をしてくれたのは線の細い女性。痛みは全くなかった。というか、針が刺さる感触すらなかった。実はけっこう注射が好きで、刺されて痛いと「うわぁ~刺さってるぅ~」と楽しくなっちゃうのだが、それ以前のレベルで逆に「一切感じさせない、だと……?」と驚愕した。針も、この女性の達人級の腕前も、何もかもに驚いた。

 一階下の部屋に移動して、時間の書かれた紙をもらって15分くらい経過観察。読書していたら終わってしまった。30代くらいの男性と70代くらいの女性と同時にホテルを出て、みんなそれぞれの場所に散っていった。

 帰りの電車で、すでに注射した箇所がぼんやりと痛みだした。もっと激しい痛みを想像していたが、筋肉痛に似た鈍痛だった。何だろう、ひどく腫れるタイプの虫刺されと筋肉痛が同時にやって来た感じだ。22時くらいからは腕が上がらなくなった。正確には、肘から肩までの部分が真下~45度くらいしか稼働しなくなった感じだ。2時くらいにベッドに入ったが、左腕を下にすることができず、いつもその体勢と仰向けのコンボで眠っている都合上、かなりつらかった。4時くらいまで起きていた気がする。

 翌日、10時ごろに起きても腕は鈍痛祭りを継続中だった。髪を結ぶ必要があるのだが、腕を上げられないため、座って頭というか上体の方を下げて結んだ。12時間~48時間くらいまでが副反応のピークらしいので、この日は1日ゆっくり休むことにした。しかし、特に鈍痛以外やってこなかったので1日中絵を描いたり、小説を書いたりできた。夜にはけっこう痛みも引いたが、やっぱり左腕を下にして眠るのは無理だった。

 翌々日はほぼ痛みも消えた。注射箇所を押すとちょっと痛むかな、くらいである。念のため腕の筋トレは明日まで控え、今日は下半身と腹筋をやろうと思う。なお、ワクチン前日から今日まで飲酒はしていない。

 みんな2回目が本番と言っているため、今回の備えはそのまま2回目用に持ち越そうと思う。解熱剤はロキソニンだけでいいのか心配だが、それ以外はまあ今回の装備でいけるだろう。倦怠感はほぼくる、38度くらいの発熱もけっこうきそう、痛みは同じ感じ。資料を読んで心は備えた。2回目から復帰したらまたレポを書こうと思う。

 なお、今回のワクチン接種で一番よかった効能は毎日の飲酒を止められたことだと思う。酒を飲まないとこんなにも元気になれるんですね。

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