見出し画像

12/15 ユバ農場3日目 台所仕事の日

サンパウロ郊外にある、ほぼ自給自足の日系コミュニティ「ユバ」に行った話です。

6:30 起床。

7:30 畑仕事。ネギの収穫、パセリの収穫と剪定、つぼニラの収穫。

9:00 台所仕事。この数日で玉ねぎのみじん切りが上達した。

11:30 昼食。自家製の納豆が出る。小学生のときから納豆が死ぬほど苦手。一度友人が作った納豆オムレツをうっかり食べてしまい「みほが怒ってるの初めて見た」と言われたほどだったのだが、あんまり粘りがなさそうだったので食べてみる。日本のものよりさっぱりしていて、おいしかった。びっくり。電気毛布でつくるらしい。帰国したらノーマルなものにも挑戦してみようと思う。ちなみに、母は一番下の妹を妊娠した時に急に食べられるよになったそうだ。

14:30 花梅としば漬けの瓶づめ。花梅は、こちらの日系の人たちにとっての梅干し。ハイビスカスの仲間の花を、まだ柔らかいつぼみの時にとって塩とシソでつけた、代用品。きれいな赤い色がでる。これを刻んだしば漬けと生姜とまぜ、販売用に詰める。生姜をきっていたら手の血行が良くなりすぎてあつかった。

16:00 ブラックベリーのジャムづくり。冷凍してあったブラックベリーを解凍し、ミキサーにかけ、ざるでこす。砂糖を入れて火にかける。あくをとりながらトロットするまで煮詰める。きれいな濃いむらさきいろ。実家には小さな庭に不釣り合いなほどブラックベリーが生い茂っている。私にとっての夏の味。ブラックベリーは、ぜんぜん甘くない。酸っぱくって、熟すとやわらかく崩れる。おいしいものほどやさしく採らなくてはならない。日本に帰ったら東京の家でも栽培したいと思う。なぜか店では見ないから。

18:30 夕食。茄子のはさみ揚げ。斜めに切ったなすに、切れ込みをいれひき肉と玉ねぎを炒めたタネを詰めて揚げる。ごちそう。

19:30 風呂

20:30 食堂の呑みに、シソジュースで混ざる。ふと俳句の話になって、むかし覚えた句がすらすら出てくるのに自分でも驚いた。「朝顔に つるべとられて もらひみず」とか「五月雨を あつめて速し 最上川」とか「荒海や 佐渡によこたふ 天の川」とか。小学生くらいの時に俳句100選の解説漫画でおぼたんだった。

22:00 もち米洗い。翌日は餅つきなので、その準備。女の仕事。全員でワーキャー言いながら一気に終わらす。

23:30 就寝。

サポート頂くと、家に緑が増えます。たぶん。