修業が足りない!?
先回のコラムで、競合が激化しても患者から選ばれる美容クリニックになるために最重要なマーケティング施策は症例件数を増やすこと。
症例写真の質を向上させ、枚数を増やし、外部に発信し続けることだとお伝えしました。
業界1位の美容クリニックがまさにこれを実践されているわけですが、まだまだマーケティング施策のど真ん中に置いているクリニックが少ないと感じています。
メーカーから提供されたもの、画像修整した症例写真をWEB掲載、SNSで発信されているクリニックは論外ですが、最近非常に気になるのが、自前で収集された症例写真の質の悪いクリニックが増えているということです。
そうであるにも関わらずWEBに掲載してしまっている。
これは集患に悪影響を与えるとともに美容医療の質が悪く、結果を出せていないクリニックが増えているということですから、非常に業界に危機感を感じています。
私はいろいろなクリニックを見学させていただく機会がありますが、同じ機械をお持ちのAクリニック、Bクリニック、Cクリニックでは結果の出方が明らかに違います。
もちろん患者の状態にも寄りますが、クリニックの美容医療の質で結果の出方がまるで変わってしまっているのです。
昨今、確かに美容医療機器の性能は上がってきていますが、教科書通りにやるクリニックよりも、自分たちでクリニックの知識・スキルを向上させ、経験値でさらに質の向上を愚直に続けているクリニックとこのようなことに取り組まれていないクリニックとの間の格差が大きく広がってきていると感じています。
結局、クリニックで提供している美容医療の質が最高の差別化になるということですが、今後、結果重視の美容医療を追求するクリニックが増えていただくことを切に願っています。
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